今週末の衆議院選挙の行方を占うのに重要とされた参議院補欠選挙が山口と静岡で行われ、保守王国の山口では自民・公明両党が推した候補が圧勝したが、静岡では立憲民主党と国民民主党が推す40歳の若い野党候補が勝利した。

この結果は今週末に行われる衆議院選挙の行方に大きな影響を及ばすのではなかろうか？

今回の衆議院選挙は各党ともバラマキを最優先としていて大衆受けを狙っている。

国民の多くがコロナ禍で苦労しており、目先のポピュリズムに目を奪われることは極めて自然であろう。

各党の主義・主張に共鳴するよりも、”取り敢えず、何をやってくれるんだ？”と考えれば、意外に政権与党である自民・公明陣営は苦戦して、両党合わせても過半数割れの可能性だってある。

そうなったら株は暴落だ。

株が下がるとリスク・オフとなってドルと円が買われる傾向が有るが、今回は円が買われる可能性は少なかろう。

株安と円安か。

嫌な円安になるリスクについて考えておく必要があるかも知れないな？