ドル円相場、160円超え。
数週間、159円台で小康を保っていたドル円相場が、昨晩のニューヨーク市場で160円の大台を突破して高値160.22を付けた。
そのきっかけを作ったのは、毎年夏恒例のアメリカ•ワイオミング州のジャクソンホールで開催される、年次シンポジウムでのウォーシュFRB.議長の講演だった。
ウォーシュ氏は、”基調インフレ率が目標に向かっていると確信出来なければ、未だやるべき事は有る。”と発言して、これがタカ派的(金融引き締めに積極的)と市場に受け取られて長期金利が上昇して、ドル円相場も連れ高となった。
但し依然として高値では当局による介入警戒感が有り、上昇は限られたものとなった。
講演前から、市場はウォーシュ発言がタカ派的であればドル高、逆にハト派的(金融緩和に積極的)であればドル安と見込んでいたので、まあこの動きは想定内と言っても良かろうか。
問題は7月末に協調介入を行い、“円安が進む様であればこれからも躊躇無く介入を行う。”と言い放った日米金融当局が、160円を超えた今、どう出るかだ。
筆者は依然として再び介入が出て円安進行を止めると見るが、多くの参加者は必ずしもそうは見ていない様だ。
昔,介入の事を“お化け。”と呼んだが、お化けは出れば怖いが、出なければどうって事ない。
まあ、せいぜい頑張って頂きましょう!

