昨日から開催されていた日銀政策決定会合が先程終了した。

極く一部には155円を超えた34年振りの円安を見て、政策変更(利上げ)が有るかも知れないとの観測が有ったが、全会一致で金利の据え置きと国債買い入れ継続(QE.であり緩和政策継続と取られても仕方ない。)を決定した。

通常、12時丁度に発表があるのに，今回は12:22迄音沙汰が無く、”もしかしてサプライズの政策変更が有るのかも？”と期待したが、肩すかしに会い、ドル円相場は156円を超えて高値156.14を付けた。

介入は出ていない。

何だ，これではやるぞ，やるぞと言って何もしない”やるやる詐欺。”ではないか！

実は今朝方イエレン米財務長官が為替介入について、”まれな出来事であるべきで、過度な変動がある場合に限定され、事前に協議があることが期待される。”と述べて日米韓共同声明とは違ったニュアンスと違うと取られて、介入警戒感が後退した事もドル高&円安進行に拍車を掛けたかも知れない。

この後は15:30からの植田日銀総裁の記者会見に注目したい。

このままだと余りにも無策過ぎる！

此処で介入が出ないと円安の歯止めは効かないかも知れない。

戦略は変わらずで、介入が出て下がり出したら155.00でドルショートのポジションを作る積もりだが、後程レベルを少し上げるかも知れない。

依然として介入には警戒継続。