イスラエルがイランに対して報復の報復(?)ミサイル攻撃を行ったと言う報が流れて，市場はリスクオフ(投資家がリスクを取るのを控えたり、リスク資産からの脱却を図る。)の動きとなり、日経平均株価は一時1,300円以上下げて36,733円を付け，ドル円相場も1円以上下げて153.70を付けたが、イラン側の被害が核施設も無事で割合軽微であったことが伝わると徐々に値を戻して現在は日経平均は37,150円(それでも900円以上の下げ)、ドル円相場は154.40(高値から25銭安)で取り引きされている。

中東情勢が悪化するとリスクオフにより円が買われる傾向が強いが、同時に原油供給不安も有り、円安要因ともなる。

中々難しいが、筆者は昨日終わったG7,G20での円安に対するSerious concerns.(深刻な懸念)と言う言葉は重いと思っており、ドル売り&円買い介入の可能性が高いと思っている。

政府，財務省はあれだけ口先介入を行なって介入をしなければ市場からのCredibility.(信頼)を失い、介入を行なってその効果が無ければ，もっとCredibility.を失う。

さあ、どうする？

155.00には大きなバリア　オプションが在り、その手前では防戦のドル売りが出る筈で、此処をブレークするのは大変かも知れない。

個人的には介入と防戦売りを信じて、155.10にストップを置いてショートに振るのも面白いかなと思っている。

決してこの取り引きを推奨する積もりは無いので，くれぐれもご自身の責任でお考え下さい。