クラブ・ハウスなる、サンドイッチの様な名称のSNS.が流行っているらしい。

この代物の知識を全く持ち合わせないが、まあ要するに我々が日頃重宝しているFacebook.やLine.の音声版で、知っている人通しが集まってクラブ・ハウスを使ってリアルタイムで色々話をするらしい。

何が面白いのだろう？

そもそも電話で話をするのが嫌いだ。

電話ってのは此方の都合など全く無視して一方的に掛かってきて一方的に用件を伝えたがる。

ある時、”要件が有るのなら電話ではなく、メールで連絡して頂戴。”と言ったら、”えっ、メールだと失礼に当たるのではないかと思って電話を差し上げました。”と言う。

“違うんだよ、俺の場合は電話が失礼に当たるんだよ。そもそも今忙しくて電話に出る時間が無いなんてのはそっちは分からないだろう。メールだと、ゆっくりと要件を見て考えて返事が出来るけど、電話だと咄嗟に答えられないことも多いだろう。いいから次回からは電話ではなくてメールにして頂戴。”とお願いして、それ以来パタリと電話が来なくなってメールだけとなり、随分すっきりした。

皆さんも電話が掛かってきて、”この日空いていますか？”と聞かれて、”ちょっと待って、予定表を見るから。”と言って慌ててスマートフォンのカレンダーのページを出すこと有りません？

メールだとゆっくりとチェック出来る。

どうやら最近はそのメールよりもLine.での意思疎通が流行っているらしい。

確かに筆者も”メールではなく、Line.で要件をお伝え頂ければ幸いです。”と頼まれたことがある。

メールやLine.は良いが、電話はお断りだな。

ふと考えたのだが、自分はどうも電話に対してトラウマを抱えているのかも知れない。

昔スマートフォンなんぞが現れる前は、用事が有れば家の固定電話に電話が掛ってきた。

現役で為替ディーラーをやっている頃、夜中に電話が掛かってくると、それは例外無く悪い知らせだった。

ドルが下がると思ってドルを売っていると、夜中の2時頃に電話が有って”I have a bad news for you. Dollar is much higher.＝（悪い知らせがある。ドルが滅茶苦茶上がっている。）と教えてくれる。

電話貰ったって咄嗟にいい考えが浮かぶ訳も無く、為す術も無い。

何度熟睡している時に電話で叩き起こされて惨めな気持ちなったことだろうか？

だから電話は嫌いなんだ！

クラブ・ハウスなんて、真っ平ごめんだ。