酒匂隆雄の畢生の遊楽三昧 sakoh

止めとくれ!

2022/04/18

カミさんに言わせると”そんな事、どうでも良いじゃない。詰まらないことに文句言うのは、年取った証拠よ。”と言われるが、どうも気に食わない。

テレビを見なければ良いのだが、暇なじーさんはどうしてもテレビを見てしまうのだ。

その気に食わないという事なのだが、特に関西系の芸人が言葉を短くしているのだろうが、訳の分からない言葉をほざく。

最近よく耳にするのは、”はずい。”だ。

前後の脈絡からして、”恥ずかしい。”と言いたいのだろうが、”はずい。”は無かろう。

次は”むずい。”だ。

どうやらこれは”難しい。”の略語らしい。

何が”むずい。”だ、”難しい。”だろうよ!

それともう一つ気に食わないやつが有る。

“まじかー!”と言うやつだ。

“まじっすか?”なんて言われると本当に腹立たしい。

“まじかー!”って言う、これは何だ?

“真面目ですか?”なのかなあ?

と此処まで書いて、気になって調べたら何とれっきとした言葉らしい。

どうやら江戸時代に芸人(矢張り)の楽屋言葉として使われており、所謂業界用語らしい。

推測通り、真面目、真剣、本気といった意味からきているらしくて、1980年代に入ってから若者を中心に流行しだしたらしい。

そうか、単に短くしたおちゃらけ言葉ではないのなら、仕方あるまい。

だけど、頼むからこの年寄りには”はずい、むずい。”は勿論の事、”まじっすか?”と言うのは止めておくれ。

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プロフィール

さこう・たかお
酒匂隆雄

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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