酒匂隆雄の畢生の遊楽三昧 sakoh

ゴルフの祭典。

2021/04/10

ゴルフの祭典と言われるアメリカ4大選手権の一つであるマスターズがジョージア州オーガスタに在るオーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブで木曜日から始まった。

予選二日目を終えて我らが松山英樹選手は3打差で6位に付けており、今日明日の本戦での活躍が期待される。

もう何回も話したことが有るのでご存知の方も多いが、何と吾輩は2年前に”幾ら金を積んでも絶対にプレー出来ない。”と言われるこのオーガスタでプレーしたことが有る。

しかも有名な予選前日のお遊びで皆が回るパー3のショート・ホール9ホール、そしてマスターズが開催される本コースを2ラウンド、合計3日間で2.5ラウンド回ったのだ。

恐らく日本広しと言えどオーガスタで3日間プレーした日本人は殆ど居るまい。

えっ、で何でお前がそんなにプレーすることが難しいオーガスタでプレー出来たかったかって?

パトロンと呼ばれるオーガスタのメンバーに招待されたのである。

オーガスタでプレーするにはメンバー同伴でなくてはならない。

筆者がプレーした時は(マスターズが終わった3週間後であった。)前後に合計4組くらいしか回っていなかったから、あのテレビで見る周りに数千人もギャラリーが居る光景とは違ってガラガラであった。

何とオーガスタはマスターズが終わった後の5か月位しかプレーさせてくれず、後は翌年のマスターズに向けてずっとコースのメインテナンスが行われるのだ。

ゴルフ場にもメンバー同伴とでないと入れない。

入ると直ぐによくテレビで目にする庭の旗が見えた。

キャディーは三日間同じキャデイーが付いてくれ何とこのおじさん、オーガスタで25年間キャディーとして働いていると言う。

南部訛りの英語で本当に分かり辛かったが、良い奴だった。

兎に角彼の言う事を聞かないとゴルフにならない。

“130ヤード打て。”と言われて140ヤード打つとグリーンの奥のバンカーに捕まり、120ヤードしか飛ばないと折角グリーンに乗ってもころころと戻ってきて手前のクリーク(小川)に入ってしまう。

我々下手糞は大体ショートするから池にころころが圧倒的に多い。

ここら辺はテレビでマスターズをご覧になっている方はご存知であろう。

夜はメンバーがグリーン・ジャケットを着てディナーに招待してくれる。

そう、マスターズの優勝者に贈られるあのグリーン・ジャケットだ。

クラブ・ハウスには2019年に優勝したタイガー・ウッズ選手のグリーン・ジャケットが飾られていた。

そうか、もう2年前になるのか?

あれからゴルフがすっかり下手になってしまって、今年は未だ1回しかプレーしていない。

案の定、ひどいスコアだった。

キャップだけはグリーン・ジャケットにちなんで緑のを付けているぞ!

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プロフィール

さこう・たかお
酒匂隆雄

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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