米国長期金利が再び上昇しているにも拘わらず、株価の上昇が止まらない。

（我々の感覚では金利高は株価にネガティブの筈なのだが..）。

米国10年債利回りが1.624％まで上昇したがダウ平均株価は3日連続で最高値を更新した。ナスダックも木曜日に同じく最高値を更新し、S&P.もあと数ドルのところで最高値更新を伺っている。

どうやらFRB.はこの長期金利上昇を懸念している風も無く、どうやら株式市場も安心しながら株を買っている様な気がする。

為替市場では米金利上昇に一番敏感なドル・円が買われ、円の全面安の展開だ。

金曜日は109.02で終え、これは昨年6月以来の円安水準での終値となる。

市場は次のターゲットとしてその6月に付けた109.84を試しに行くと思われるが、今月は決算月でもあり実需の輸出筋のドル売りが出てその上昇速度は鈍いものになるであろう。

ここからドル・円を買うには勇気が要るが資源国通貨であるオーストラリア・ドルを買ってみるのも面白いかなと思っている。