相変わらず毎日新型コロナ・ウィルスのニュースが駆け巡り、筆者も幾つかの集りがキャンセルになり寂しい思いをしているが、キャンセルを受けて大変な目に遭っているレストランなどの業界の皆さんのご苦労を考えるとお気の毒で仕方ない。

ご存じの様に金融市場でも大変な事が起きている。

リスク・オフ（投資家が既存の債権を処分し、新たな投資を控える。）の動きが加速して株安、債券高（金利安）、そしてドル安の動きが加速している。

ドル・円相場はつい2週間前に”戻り高値”112.22を付けたが、昨日は一時105円割れとなりニューヨーク市場で105.39で引けた。

ダウ平均株価も先週乱高下を繰り返した後、週末25,864ドルで引けた。

3週間前には3万ドルを超えなんとしていたのが嘘の様だ。

どれくらいの価値が吹っ飛んだのか計算も出来ない。

まあ数兆ドル分相当が飛んだんだろうな。

債券市場も大荒れで投資家に最も人気のある米国10年物債券の利回りはあれよあれよと言う間に1％の大台を割り、何と0.76％まで急落した。

これも3週間前は1.5％くらいの水準だった。

新型コロナ・ウィルスによる金融市場の震撼はリーマン・ショック以上と言われているが、問題はこの新型コロナ・ウィルスが何時収まるのか全く見当が付かないことである。

収まるどころか、毎日罹患者数は増えている状態だ。

外務省の発表によると6日現在で約24ヶ国が我が国からの入国・入域制限を行い、約60ヶ国が我が国からの入国者の行動制限を行っている。

この数字が増えこそすれ減る事は当分無いだろう。

大変な事が起こりつつある！！