13日の上海総合指数は0.06%高、協議決裂も市場は戦闘の再開、長期化を予想せず!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
13日(月)の上海総合指数は安寄り後、前場は前日終値比マイナス圏での値動きが続きましたが、後場に入るとやや値を戻し、終値は0.06%高の3988.56ポイントで引けました。
セクター別では、リチウム電池関連、石油ガス開発、太陽光発電設備などが買われました。
一方、ゲーム、バイオ医薬、保険などが売られました。

13日(月)の創業板指数は0.80%高となりました。

13日(月)の上海50指数は変わらず(0.004%安)となりました。

上海総合指数は、3月23日を底値として反転していましたが、4月8日(水)に米国とイランによる停戦協議が行われる見通しとなったことで戻りがやや加速しています。
停戦協議は11日から12日早朝にかけて、仲介国パキスタンの首都イスラマバードで開かれましたが、合意には至りませんでした。
ただ、米国世論による強い反対や、11月の中間選挙を前に支持率を少しでも上げたいトランプ側の意向があり、戦闘の再開、長期化、泥沼化は避けられるだろうといった見方をする投資家が少なからずいるとみられ、上海総合指数は弱いながら戻り歩調となっていると考えています。
大型株(優良株)と中小型株(成長株)との間で明暗が大きく分かれています。
原油価格の上昇は優良株にとってコストアップの影響が強くネガティブですが、成長株の一部、たとえば新エネルギー絡みにはむしろポジティブです。
足元で急速に進みAIの社会浸透を意識した資金流入もあり、創業板指数は2021年12月以来の高値を更新しています。
あくまで中国は相対的に石油エネルギーの輸入先が多様化しており、中東の混乱も柔軟に対応できるといった前提ですが、成長株への資金流入が相場を支えているとみています。
国家統計局は10日(金)、3月の物価統計を発表しました。
CPIは1.0%上昇でロイターによるエコノミストの予想中央値よりも▲0.2ポイント下振れしました。
旧暦の正月に当たる春節が前年の1月から今年は2月にずれたことで、2月のCPIと比べると0.3ポイントほど下回ってはいますが、1月よりは0.8ポイントほど上回っています。
類別にブレークダウンした数字をみると、食品、酒、煙草、外食などは0.4%上昇と落ち着いており、不動産賃貸料などの住居は0.2%下落しています。
もっとも高いのはその他用品及びサービスで13.5%上昇です。
次に高いのは医療保健で1.9%上昇に過ぎません。
その他用品及びサービスが極端に高いのは、金関連の宝飾品の価格が急騰しているからです。
この部分を差し引いて評価すれば、CPIはデフレ脱却とはいえるでしょうが、依然として景気回復の証として上昇しているとまで評価するのは早計でしょう。
PPIについては0.5%上昇と前月よりも1.4ポイント上昇、市場予想を0.1ポイント上回りました。
ちなみに、こちらは春節による価格変化はほぼ起きないので、特に春節効果を考慮する必要はありません。
42カ月ぶりにプラスに転じており、先月との比較では1.0%上昇で、2月の0.4%上昇と比べると、上昇率が加速しています。
前月比でみると、昨年8月以来、デフレを脱却しており、川上の需給はようやく締まってきた感があります。
ただ、前年同月比で、非鉄金属材料および電線が22.3%上昇、非鉄金属採掘が36.4%上昇、非鉄金属精錬圧延が22.4%上昇と突出しています。
建材絡みの価格は逆に下落が続いており、期待される不動産不況からの脱却については、その兆しがみられるというわけではありません。
全体相場を俯瞰してみれば、米国、イスラエルのイラン攻撃による影響は一通り織り込み、イノベーション絡みの成長株に注目するといった相場展開への移行が進みつつあります。


