此方で金曜日と日曜日にゴルフをした。

聞くところによると、マニラ中心部から良いゴルフ場迄は結構距離が有り、渋滞に捕まると酷い目に遭うので、大した事は無い近場のゴルフ場の予約をお願いしたら、其処はパブリックでWalk in base.だと言う。

Walk in base.とは受付に行って空いていればプレー出来ると言うシステムらしいが、他にチョイスは無い。

恐る恐る行くと受付には偉い愛想の無いおばちゃんと、隣でスタート時間を調整する丸反対に愛想の良いおばちゃんに出くわした。

一緒に行った一人がゴルフクラブとシューズを持参して来なかったので、このおばさんに色々頼んだら物凄く親切にしてくれた。

お礼に1000ペソ(凡そ2400円)のチップをあげたら、恐縮するくらい感謝してくれた。

1000ペソが多いかどうかは兎も角、気持ち良く対応してくれた人に感謝の意を表するのは悪い事ではあるまい。

気持ち良くプレーを終えて、”週末、また来ようか。”と言う話になり、キャディーに週末のWalk in.の状況はどうかと聞いたら、朝6時に来たら大丈夫だろうとの事だが、そんなに早起きする積りは無い。

じゃあ他を当たろうと話していたら、朝のおばちゃんがニコニコしながら近寄って来て、どうしたと聞く。

状況を話したら、すかさずNo problem.1時に来いと言う。

えーっ、予約出来ないんじゃないの？

凄く感激して、又1000ペソのお礼をあげた。

日曜日12:30頃に行くとそのおばちゃんが又ニコニコしながら迎えてくれて、今日は私がキャディーをやってあげると言う。

何だろうと思って金曜日に付いてくれたキャディーに聞いたら、そのおばさんCady’s President.と言って全てのキャディーを仕切っているらしい。

道理で話がドンドン進む筈だ。

もうすっかり仲良くなってお互いの孫達の写真を見せ合う仲になった。

今度何時来るのと聞くので恐らく10月頃と言ったら無理矢理Line.の交換を迫られて、次回も色々お世話になる事となった。

数千ペソでこんなに物事がスムーズに行くものなのか？

偉そうにした積りは無いが、ああこれがフィリピンスタイルなんだなと思った次第でありまする。