大谷選手がWBC.の決勝戦で大物打者のトラウト選手を三振に打ち取ったシーンを何回、いや何十回見ただろう？

何回見ても気持ち良いものだ。

先週は兎に角日本列島はWBC.で持ち切りだったが,実はその間世界の金融市場は大荒れだった。

米シリコン　ヴァレー銀行の倒産ニュースが端を発した世界的金融不安は欧州に飛び火し、スイスで2番目に大きいクレディット　スイス銀行(CS.)が筆者が勤めていたUBS.に合併される事になった。

合併と言っても時価総額の半分以下に買い叩かれ、AT1.と言うCS.が発行した社債は紙屑と化した。

これにより、日本の投資家もも相当な損失を被ったと言う噂も有る。

そして何と今度はドイツ最大の銀行であるドイッチェ　バンクにも問題が有るのではないかとの噂が流れて、金曜日の欧州株式市場は大きく下げた。

市場はリスク　オフ(投資家が既存の債権を売り、新たな投資を避ける。)となって債券が買われ(金利は低下。),ドル円相場も一時130円の大台を割り込んだ。

昨日も述べた様に市場は未だ疑心暗鬼で何をやったら良いのか分からないでいるみたいだ。

まあこう言う時は無理をしない事。

気掛かりなのは我が国個人投資家がドル円のロングで捕まっていることだ。

週明けの市場は、月曜日から目が離せない。