恥ずかしながら。
昨日、孫達を連れて鎌倉に在る”ベベ”と言う自家製チーズをふんだんに使ったイタリア料理を食べさせてくれるお店に繰り出した。
このお店は大変な人気店で、中々予約が取れずやっと昨日の午後５時と言う早い時間の予約が取れた。
全ての料理が実に美味しい！
小食の筆者だが小ぶりに分けて貰った物を完食した。
中二になった孫息子は知識欲旺盛で食事中にも、”円安とはどういう事なの？”と質問をしてきて、”一番の理由はアメリカの金利が日本の金利より高いので、多くの人達が円を売ってドルを買おうとしてお金がアメリカに流れていくからだよ。円安になると物を輸入した時に支払う円の金額が多くなるから日本の国際収支が悪くなるし、物価も上がるから円安は良くないと思うよ。”と言ったら納得してくれた。
筆者はBXONE.にビット・コイン、円、そしてドルの口座を持っており、孫息子に食事中に話題になった円とドルの関係を説明する為にドルで支払った。
BXONE.は優れ物で支払った途端にSNS.で”..円の支払いが有りました。従って..ドルを口座から引き落とします。”と連絡が来る。
“ほらね、..円使ったから、..ドル引き落とされたよ。今は円安だから..ドル払ったけど、例えば115円の頃だったら、..ドルで済んだよね。”と言ったら孫息子が不思議な顔をしている。
と言うのは、後者の数字が大きかったからだ。
“円安は悪だ。”との概念が有るから、つい”..ドルで済んだよね。”と言ったからこれはおかしい言い方だ。
分かり易い数字を使ってみると、40,000円使って＠135円の為替レートでドルが引き落とされたとすると40,000円÷135円≒296.30ドルが引き落とされる。
円安になる前の@115で計算すると40,000円÷115≒347.83ドルが引き落とされる訳で、孫息子にしてみれば、”あれ、円高の方が多く引き落とされるのだから不利なんじゃないの？”と言うことになり、一瞬訝ったのである。
ワインを2本開けた後で多少酔っており、自分でも”あれ、何で円高の方が損なんだ？”と戸惑った。
恥ずかしながら、ふと我に返って実は円安の方が不利だと理解するのに1分掛かった。
要するに上の計算は円を原資としての支払いで考えているが、実際の支払いはドルで行っており、”115円の時は347.83ドルの支払いが必要だったが、135円になったので296.30ドルの支払いで済んだ。”と言う事なのだ。
円安が進んだので、対円でのドルの価値が上がったとも言える。
ちょっとこんがらがりましたか？
アップル製品が20％の値上げとなったニュースがあったが、ドル建ての品物の輸入で考えてみると、500ドルのアップル・ウォッチを輸入するとすると@115円では500ドル×115円＝57,500円だが@135円になると500ドル×135円＝67,500円となり約17.4％支払額が増えている。
アップル社の20％値上げは理に適っているのだ。
日曜日の朝の頭の体操で御座いました。
良い週末を！
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