酒匂隆雄の畢生の遊楽三昧 sakoh

古物買い取り。

2022/02/15

最近しょっちゅう”お家に古着、使わない家電や時計などが有りませんか?

無料で査定し、驚く様な高額で買い取らせて頂きます。”と言う電話が掛かってくる。

さっきも来た。

必ず、”あ、家にはそんな物は有りません。”と一言のもとにお断りすることにしている。

こっちがぶっきらぼうに断ると、向こうも直ぐに引き下がる。

少しでも興味を示すと、あーだこーだと言って中々引き下がらない。

どうして直ぐに断るかと言うと、一度嫌な目にあったことがあるからだ。

もう5~6年位前にこの様な電話が掛かってきた。

我が家では永らくテレビはシャープのAQUOS.を利用しているのだが、真ん中が少しぼやけた様な感じになったので新しいAQUOS.に買い替えた。

新しいのが来た時に引き取って貰えば良かったのだが、根が貧乏性なもので、”未だ問題なく見られるので、何時かまた使うかも知れない。”と思って取っておいたが、古いテレビなんて見やしない。

子供達に”要るか?”と聞いても、誰も古いテレビなんて欲しがらない。

粗大ごみで出そうと思っていた矢先にこの電話が来たので、”テレビを引き取って貰えますか?未だ問題なく見られます。”と言ったら、”勿論です。”と言って、後日割合身なりの良い男が来た。

テレビを見せると、”ふーん。”とか何とか言っていたが、”ただであれば引き取らせて頂きますが、何か他に処分をお考えの物は有りませんか?例えば古い時計とか、貴金属とか?”

ここでピンときた。

“此奴、最初からそれを狙っていてテレビなんてどうでも良いんじゃないか?”

そこで冷やかしで幾つか時計を見せたら,”ほほう。”とか言って”これくらいで引き取らせて頂きます。”と言ってワイン代にもならない金額を提示してきた。

“売らないよ。で、テレビはどうするの?”と聞いたら、”時計を売って頂けるのなら引き取らせて頂きます。”と言う。

ほら。

“分かりました。では結構ですからお引き取り下さい。”と言ったら、割合すんなりと引き下がって帰って行った。

その数日後にテレビは粗大ごみで処分した。

皆が同じ様な業者とは思わないが、まあ似たり寄ったりであろう。

皆さん、こう言った勧誘に決して安易にOK.して家に入れない様にお気を付け下さい。

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プロフィール

さこう・たかお
酒匂隆雄

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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