酒匂隆雄の畢生の遊楽三昧 sakoh

マイクロソフトを語った詐欺。

2022/01/17

先週、結構な大枚をはたいて性能の良いラップトップPC.を購入し、昨日は古いPC.からのデータ移送などをやっていた。

午後6時頃に一杯やりながらいじっていたら突然画面に、”お客様のコンピューターがウィルス感染の危険に晒されています。”の文言が現れて全く操作が出来なくなった。

買ったばかりなのに何だ、と思ったがこっちは素人。

右側にマイクロソフト・サポート係りの電話番号が有り、”このままでは操作は出来ません、直ぐにこの番号に電話して下さい。”とある。

050から始まる番号で違和感を感じたが、こっちは必死である。

電話をするとインド訛りの日本語で,”ウィルス、分かりますか?貴方のコンピューターはトロイの木馬と言うウィルスに感染した為、マイクロソフトのサービスを受けることが出来ません。でも大丈夫、わたしの言う事聞けば直してあげる。”とまくし立てる。

指示通りにやっていると何だか分からない画面を見せられて、”サービスを受ける為には3年間で3万円、5年間で5万円、7年間で7万円を支払って下さい。”と言う。

この頃から何だかおかしいなとは気付いていた。

“McAfee.のウイルス対策ソフトが入っているのに、何でマイクロソフトに金を払わなきゃいけないんだ?”と聞いたら、”お客様、何かネットで映画とか見ましたか?”と言うので”一度も見たことないよ。分かった、マイクロソフトに知人が居るから明日聞いてみる。”と言ったら、慌てて電話を切って画面も普通に復活した。

ネットで調べたら、マイクロソフトのサポートを語る詐欺が横行しており、注意を促していた。

ああ、良かった。

実は昔マイクロソフトで社長さんをやっていた方を存じ上げているが、今のマイクロソフトには誰も知人は居ないのだ、わはは。

皆さんも、どうぞお気を付け下さい!

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プロフィール

さこう・たかお
酒匂隆雄

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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