酒匂隆雄の畢生の遊楽三昧 sakoh

肩身が狭い?

2021/11/30

某私立大学の理事長が脱税容疑で東京地検に逮捕された。

ここ数週間、この大学の附属病院を巡る利権に関してこの理事長が加担しているのではないかとの報道に対して、一貫して”俺は関係ない。”と言い切っていたが、家宅捜索で現金1億円が見付かり、もう言い逃れは出来ないみたいだ。

“カミさんの店からの上がりだ。”と言ったらしいが、検察は何とこの現金の帯封(お札を100枚ずつ束ねる紙。駆け出しの銀行員の頃、さんざん束ねされられたものだ。)とお札の番号でこの現金の出所を突き止めたらしい。

そもそもこんなに大量の現金を自宅に置いておくなんて、その神経が解せない。

(別に隠せと言っているのではない。)

新聞報道によるとこの理事長に対して周りから”大学を私物化している。”との批判が有ったらしいが、誰も表立って文句を言えなかったらしい。

まあよく聞く話だ。

気の毒なのはこの大学の学生やOB.の皆さんだな。

昨日もOB.の一人と会ったら、”肩身が狭くて仕方有りません。”と嘆いていた。

文部・科学省から支給される私学助成金もカットされるらしい。

父兄の方々の負担が増えて、大変だろうな?

ご同情申し上げます。

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プロフィール

さこう・たかお
酒匂隆雄

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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