酒匂隆雄の畢生の遊楽三昧 sakoh

天晴れ!

2021/05/31

昨日終了した男子ゴルフの”ミズノ・オープン”で43歳のフィリピン出身のジュピック・パグンサン選手が優勝して賞金と共に全英オープン出場の切符を手にした。

パグンサン選手、コロナの影響でクラブに所属するハウス・キャディーが雇えず、何と自分でバッグを背負ってプレーした。

選手兼キャディーと言う前代未聞の優勝である。

ゴルフは14本のクラブの帯同が許されているが、結構重い。

そこでパグンサン選手は軽くする為に3本抜いて11本のクラブでプレーして優勝したのだから天晴れだ!

圧巻は終盤確か16番だったと思うが、200ヤードのショート・ホールで本当は6番アイアンで打ちたかったそうだが、6番と8番を抜いて7番アイアンしか無いのでロフトを立てて6番アイアンの角度でボールをヒットし、見事にピンそばに寄せてバーディーを取った。

キャディー・バッグを見ると布製の如何にも安っぽい代物で、ドライバー(1番ウッド)にはヘッド・カバーも付いていない。

本当に破天荒な選手で次のホールに移動する時に鼻歌を歌っていた。

雨の為に三日間競技となって優勝賞金は75%の1200万円となったが、さざかし嬉しい優勝であったであろう。

優勝インタビューで関係者に対して感謝の意を表した後フィリピンに住む小さな息子に向かって”お前の為に勝ったんだよ。”と言った時はほろりとした。

ジュピック・パグンサン選手、実に天晴れであった!

おめでとう。

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プロフィール

さこう・たかお
酒匂隆雄

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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