酒匂隆雄の畢生の遊楽三昧 sakoh

つるべ落とし。

2020/11/27

秋の日の入りは早い。
未だ5時だと言うのにもう真っ暗だ。

秋、あっと言う間に日が暮れる事をつるべ落としと言うが、言い得て妙である。

つるべとは昔井戸から水を汲み上げる際に使った長い紐の付いた桶の事で、筆者が育った田舎ではごく普通に使っていた。
紐の先を持ち、井戸の中に桶を落とすと重力で凄い勢いで落下する様をつるべ落としと呼ぶ。

今は全国何処に行っても上水道が完備されているから井戸を目にする事は殆ど無い。
何だか寂しい気がしないでもないな。

さあ、来週から12月となり師走だ。
どうして師走と呼ぶかは諸説有るが、筆者が習ったのは普段は慌てる事の無い先生(師)までもが忙しく走り回るからだと言う説であった。
年末に走り回るのは先生よりも商売人の様な気がするが、そうすると商走となって面白おかしくもないなぁ。

まあ、良いか。
さあ暗くなったからそろそろ一献傾けるとするか。

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プロフィール

さこう・たかお
酒匂隆雄

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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