酒匂隆雄の畢生の遊楽三昧 sakoh

またテレビの話題。

2020/05/20

またまたテレビ番組の話で恐縮だが、今日日それっきゃ余り面白い話題が無い。

昨晩は”芸能人格付けチェック”なるものを見て大笑いした。

これ何時もお正月にやっていて毎年見るが、実に面白い。

昨日もどちらが赤ワインか白ワインかを当てたり、極上大間のマグロとスーパーで売っている安いマグロ、そしてただ同然のマンボウの食べ比べをやらせて、どれが大間のマグロかを当てさせて一応食通と言われている芸能人がマンボウを食べて”これが大間のマグロです。間違いありません。”と大見えを切って恥をかくのを見ているのは実に面白い。

先日”なんでも鑑定団”について書いた折にも言ったが、人が間違えるのを見るのは”他人の不幸は蜜の味”の様な感じで、”あんなの間違えるのばっかじゃないの?”とか、”俺だったら絶対に間違えないと思うけどな。”と勝手に思うのもまた是吉。

あと極上ビーフとこれまたスーパーで買ってきた安い肉、十数億円のバイオリンと100万円のそれとの弾き比べなど凄く面白いがあれを考えるディレクターは相当苦労しているんだろうな?

大間のマグロとマンボウとを比べ違えるなんとえーっと思うが、間違えるのが一人二人ではなく半分くらいが間違えるんだから、やはり難しいんだろうな。

カミさんがふと言った、”じゃあ、たっかい大間のマグロなんか買わないでマンボウ買えばいいじゃんね?”

そういうもんでもないんだよな。

全然話が違うが以前5年経ったボジョレー・ヌーヴォーを何人かに飲ませたら、誰も当てることが出来なかった。

実は毎年3本くらい残して5~6年キープして縦飲みと称して5年分を開けて飲むことがあるが、これが実に面白い。

“面白いワインが有るから飲もう。”と言って5年物のボジョレー・ヌーヴォーを飲ませると、流石にソムリエの資格を持っているプロ、或いはセミプロはすかさず”お、年季の入ったガメーですね。”とブドウの品種を当てるが、大体”へえ、何だろう?ボルドーではないと思うけどなあ?”と首を傾げる。

種明かしをすると”へー、古いボジョレー・ヌーヴォーも美味しいんですね。”とびっくりする人が多い。

正月番組で1本100万円の極上ワインと1本5000円のワインの飲み比べで、それこそワイン通と言われる芸能人がよく間違えるが、1本5000円のワインでも自分が美味しいと思って飲めばそれで良いんだろうな?

100万円とは言わないが折角5万円払って買ったワインを抜栓したらブショネ(コルク臭とも言われ、劣化したワインのこと)だったら本当にがっかりする。(腹は立たない。ワインとはそう言う物)

ああ、未だ昼日中だけどワインが飲みたくなった..

一昨日の晩の大雨で可哀そうにバラの花が散ったが、今から花には良い季節だな。

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プロフィール

さこう・たかお
酒匂隆雄

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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