16日のハンセン指数は0.19%高、底這い続く!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
16日(水)のハンセン指数は高寄りしたものの、すぐに下げに転じており、前場は前日終値を下回る時間が多かったのですが、後場に入るとやや持ち直し、終値は0.19%高の2万4713.78ポイントで引けています。

16日(水)のハンセンテック指数は0.79%高で引けています。

参考として、2026年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

ハンセン指数は8月に入り、上値が重く、三角持ち合いを形成していましたが、9月10日(木)にその持ち合いを下に抜けてしまいました。
その後はなんとか崩れず持ちこたえているといった状況です。
テクニカルには緩やかな下降を描く75日移動平均線が上値抵抗となるような形で推移しています。
16日(水)の香港メインボードの売買代金は1811億香港ドルと3日続けて2000億香港ドルを下回るなど、依然として閑散相場が続いています。
国家統計局は15日(火)10:00、8月の月次統計を発表しました。
結果はは以下の通りです。
鉱工業生産:5.2%増(前月と比べ+0.8ポイント、市場予想と比べ+0.4ポイント)
小売売上高:0.4%増(〃▲0.2ポイント、予想と比べ▲0.4ポイント)
固定資産投資(累計):▲7.2%減(前月累計と比べ▲0.5ポイント)
全国不動産開発投資(累計):▲19.9%減(〃▲0.7ポイント)
商品不動産販売面積(累計):▲12.1%減(〃▲0.3ポイント)
商品不動産在庫面積(月末):▲1.1%減(前月と比べ▲1.1ポイント)
輸出(人民元ベース):18.6%増(前月と比べ+0.8ポイント)
輸入(人民元ベース):21.7%増(〃+0.5ポイント)
CPI:0.8%上昇(〃+0.3ポイント)
PPI:3.8%上昇(〃+0.3ポイント)
不動産不況は底打ちの兆しが見えず、固定資産投資(累計ベース)もマイナス幅が拡大、消費は年初から減速が続くするといった状況です。
不動産不況が企業の設備投資意欲を弱め、それを積極財政政策、金融緩和政策で止めきれず、消費は政策疲れもあって厳しいといった悪循環を輸出がかろうじて支えるといった展開が続いています。
ただ、鉱工業生産をみると、前月と比べ伸び率が高まっており、ロイターなどの市場予想と比べても上回っています。
しかし、発電量、鋼材量、自動車生産量などをみると、いずれも前月を下回っています。
旧来の重厚長大産業の生産は決して好調なわけではありませんが、これらのマイナスを補って、ハイテク・設備製造業が大きく伸びており、それが全体の鉱工業生産の伸びを支えています。
コンピュータ・通信機器は17.2%増、鉄道船舶は13.4%増、電気機械は9.9%増とそれぞれ高い伸びを示しています。
経済成長の方向性を示す隠れた指標として、かつては重宝された発電量(▲0.8%減、前月よりも▲0.7ポイント悪化)についてですが、悪化が気になるところですが、太陽光・風力へのシフトが進むものの、火力発電の落ち込みをカバーできていないことが要因です。
こうしてみると、表面的には厳しい結果でしたが、この2日間の市場の反応は意外に穏やかであった理由は、見えにくいですが産業構造の転換が着実に進んでいることにあるとみています。
海外のエコノミストたちの中には「構造転換を進めることは重要だが、景気の悪循環を止めるには一旦もっと強力な需要対策が必要ではないのか」といった見方が多いとみられます。
外部環境の悪化による株式市場への影響もあります。
底打ち反転となるには、やはり何らかの政策発動が望まれるところです。


