9日のハンセン指数は0.17%安、買い材料に乏しく相場は膠着!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
9日(水)のハンセン指数は僅かに安寄となった後、終日狭いレンジでの売り買いとなりました。
終値は0.17%安の2万5274.96ポイントで引けています。

9日(水)のハンセンテック指数は0.76%安で引けています。

参考として、2026年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

ハンセン指数は8月に入り、上値が重く、持ち合い形成となっています。
テクニカルには4日(金)、200日移動平均線を上に抜ける動きも見られたのですが、すぐに押し戻されています。
緩やかに低下傾向を示す200日移動平均線に上値を抑えられるような形となっています。
一方、75日移動平均線、或いは2万5000ポイント辺りに下値抵抗線があるような形となっています。
9日(水)の香港メインボードの売買代金は2049億香港ドルと3日(木)以来の低水準で、閑散相場となっています。
海関総署は8日(火)現地時間10:30、8月の貿易統計を発表しました。
輸出(ドル建てベース)は25.0%増と市場平均並み、輸入は28.2%増で若干市場予想を下回るといった結果でした。
輸出について、1-8月累計で半導体(集積回路)が金額ベースで103.9%増と急増してはいますが、数量ベースでは4.1%増でしかありません(輸出全体では8.4%増です)。
半導体市況の好転、人民元高の影響を差し引くと、大した伸びではないといった評価もできそうです。
国家統計局は9日(水)現地時間9:30、8月の物価統計を発表しました。
CPIは前年同期比で0.8%上昇、先月と比べ0.3ポイント上がっています。
前月比でも、3か月続いていたマイナスから一転し、0.4%上昇となりました。
これだけみると、内需が戻ってきたのではないかと期待したくなりますが、そうではないと思います。
ガソリン価格が9.3%上昇しており、エネルギー価格全体ではCPIを約0.28ポイント押し上げています。
また、AI投資ブームにより、半導体価格が高騰しており、そのためタブレットが21.5%上昇、パソコンが19.6%上昇、スマホが11.0%上昇しています。
一方、食品価格は▲1.4%下落するなど低調です。
こうしてみると、8月の物価上昇は内需の改善といった良い物価上昇ではなく、原油高とAIバブルによるコストプッシュ型の良くない物価上昇ではないかとみられます。
直近の輸出、物価統計は少なくとも、買い材料と判断できるような部分はなかったと言えそうです。
外部環境をみると、ドイツが0.25ポイントの利上げを行うことが確実視されていて、EC中央銀行の預金金利は2.25%から2.5%に引き上げられるだろうといった見方が出ています。
そのため、FRBは年内に1回とみられていた利上げが、2回ではないかといった見方をする市場関係者が増えているようです。
グローバルでの金利上昇が欧米機関投資家が主要投資家である香港市場にも悪影響を与えているとみるべきでしょう。
動きにくい相場です。


