14日の上海総合指数は0.07%安、かろうじて下げ止まる!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
14日(月)の上海総合指数は安寄り後、前場は戻す展開となり、一旦先週末終値比プラスを回復したのですが、後場に入ると勢いは続かず、下げに転じました。
大引けにかけて少し戻したものの、終値では先週末終値比プラスを回復できず、0.07%安の3885.33ポイントで引けています。
セクター別では工業用ダイヤモンド、MLCC関連、医療サービスなどが買われました。
一方、軍事関連、教育関連、農業関連などが売られました。

14日(月)の創業板指数は1.10%安となりました。

14日(月)の上海50指数は0.25%安となりました。

上海総合指数は7月後半の値固めが終わり自律反発に転じていましたが、8月19日(水)に上海科創板に上場した大型株(宇樹科技)の影響で一旦売られると、その後は4000ポイントあたりが意識される展開が続いています。
9月1日(火)場中で3995.18ポイント、8月18日(月)以来の場中高値をつけていますが、その後は再び押し戻されています。
11日(金)はホルムズ海峡、マンデブ海峡周辺で米国、イランの衝突が激化し、イエメンのフーシ派による戦略的要地の占領もあり、中東情勢の緊迫化による世界的なエネルギー供給の寸断リスクが高まりました。
原油先物価格が急騰し、これを悪材料として大きく売られました。
14日(月)は原油価格急騰が一旦止まっており、冷静な投資家などは原油価格の急上昇は需要を冷え込ませるのではないかとみており、底割れは防がれた状況です。
15日(火)は8月の月次経済統計が発表されますが、注目の不動産投資、不動産販売、固定資産投資などについて、主だった回復の兆しはありません。
悪い結果が発表され、それに対する経済政策の発動が期待されるのであれば短期的に上海総合指数が戻す可能性はありそうです。
ただ、長期的な大きな上昇トレンドを形成するためには、経済構造改革の進展、つまり、AI、半導体、バイオ医薬、新エネルギー自動車(EV、スマートカーなど)など新しい牽引役の更なるはっきりとした成長が見込まれることが必要だろうと考えています。
セクター別ではAIチップの冷却材料として注目を集める工業用ダイヤモンド関連が物色対象となりました。
恒盛能源(605580)、河南黄河旋風(600172)などがストップ高まで買われました。
恒盛能源が投資家向けIRプラットフォームを通じて、積極的な設備投資を続けることなどを示しており、改めてこの冷却材料への期待が掘り起こされ、再び物色されたのでしょう。
また、MLCC(積層セラミックチップコンデンサ)関連が買われました。
双星彩塑新材料(002585)がストップ高まで買われており、業界トップの広東風華高新科技(000363)が5.20%高と上昇しています。
これらの銘柄は11日(金)、いずれもストップ高まで買われています。
村田製作所は10日夜、コンシューマーエレクトロニクス、工業設備、自動車などに使われる9系列の汎用MLCC(積層セラミックチップコンデンサ)について、新規受注を停止すると通知しています。
競合他社となる風華高新科技において汎用MLCCの受注が増え、双星彩塑新材料においてはMLCC製造時に必要となるフィルム(消耗品)の消費量が増えるとの思惑から株価が急騰したとみられます。
風華高新科技はAIサーバーに使われるハイエンドMLCCを作っているわけではなく、双星彩塑新材料については、AIサーバー向けの売上高は非常に小さいようで、厳密な意味ではAI関連で物色されたとは言えないかもしれません。


