24日の上海総合指数は0.59%安、大引にかけてやや持ち直す!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
24日(月)の上海総合指数は前日終値近辺で寄り付いた後、一旦売られる展開となりました。
ただ、後場後半から少し戻したことで終値は0.59%安の3982.65ポイントで引けています。
セクター別では貴金属、石炭、保険、銀行などが買われました。
一方、バイオ医薬、風力発電設備などが売られました。

24日(月)の創業板指数は3.21%安となりました。

24日(月)の上海50指数は0.44%安となりました。

上海総合指数は7月後半の値固めが終わると、7月30日の中央政治局会議、7月31日の“悪い結果となった7月の製造業PMI発表”などを経て、自律反発に転じていましたが、8月19日(水)に上海科創板に上場した大型株(宇樹科技)の影響で一旦売られると、その後下値を探るような展開となっています。
宇樹科技は上海科創板上場銘柄なので、上海総合指数に対して当日から組み込まれることになります。
だから、その影響はほとんどないと考えがちですが、そうではありません。
まず、人型ロボットとしてはA株初、知名度が高く、業界を代表する企業であるため、上場初日から231億6000万元の売買代金となりました。
市場外からそれらの資金が入ってくるということもありますが、大半は他の銘柄、特に成長株、ロボット関連株などを売って、資金を作って買いに入るという形になります。
この効果が大きく、A株市場全体で5000銘柄以上が下落し、100銘柄以上がストップ安となりました。
その分、宇樹科技の指数への影響が大きければ補えるのですが、この日の株価は初値1100元でストップ高水準で寄り付いたものの、終値は845元でした。
発行価格(150.8元)との比較となるので、指数への貢献はもちろんプラスでしたが、それ以上に多くの銘柄が売られた効果(サイフォン効果:一部の銘柄やイベントが投資資金を強く吸い寄せ、他の銘柄から資金が抜ける現象)の方が大きかったということです。
今回の上場では発行株式数は発行済株式総数の10%ですが、更にその内の20%は戦略的機関投資家向けで、ロックアップ(売買制限)がかかっています。
流通株が少なく、引き受け幹事団が需給調整用の冷やし玉を用意するにも限界があり、初値は明らかに高すぎとなりました。
残念ながら、この少ない流通株で公募を行うといった上場スキームが公募株を手にできる一部の富裕層、機関投資家による「資本のゲーム」となっていて、経験の浅い零細個人投資家が高値をつかまされるといった現象が再現されたといった感もあります。
上場初日は、発行価格に対して460.3%高で引けてはいるのですが、寄り付き天井で、寄り付きから見れば、23.2%下げています。
その後も下げ続けており、24日(月)の株価は10.31%安の603.08元で引けています。
超大型上場を前に証券会社の積極的なセールスもあり、ロボット、AI関連などを中心に株価は上昇していましたが、そうしたセクターへの材料出尽くしによる売りも出ており、足元のような調整局面となっています。
テクニカルに見れば、宇樹科技上場直前となる18日(火)の上海総合指数は底打ち後2週間ほど上昇トレンドを形成していましたが、75日移動平均線、200日移動平均線に頭を抑えられる形で、ここを超えて上昇するにはさらに大きなエネルギーが必要な局面でした。
そうした状況で宇樹科技の上場が一旦調整をもたらしたとも言えそうです。


