15日のハンセン指数は1.40%高、予想を下回る経済統計の結果には反応薄!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
15日(水)のハンセン指数は大きく窓を開けて寄り付いた後も上値を追う展開となりました。
ただ、後場からは小さな値動きとなり、終値は1.40%高の2万4681.1ポイントで引けました。

15日(水)のハンセンテック指数は1.30%高で引けました。

参考として、2026年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

ハンセン指数は6月26日に昨年5月6日以来の安値(場中ベース)を更新したところで、底打ち反転しています。
中国人民銀行、香港金融管理局、香港証監会は7日(火)、11項目の本土香港金融市場合作措置を発表しています。
6項目は固定収益市場を含む相互接続の改善措置に関するもので、5項目はオフショア人民元市場建設に関するものでした。
本土からの資金流入を加速させる一方、オフショア人民元市場の活力を挙げる措置となり、ハンセン指数は主に需給要因で上昇しています。
ただ、売買代金が顕著に増えているわけではありません。
6月後半に大きく下げていますが、先物主導で下げていたとみており、その巻き戻しが起きているといった部分もあると思います。
テクニカルには、6月15日の場中高値である25047.9ポイントあたりで、一旦頭打ちとなるような感じもします。
国家統計局は7月15日(月)現地時間10:00、2026年4-6月期の実質GDP成長率、6月の月次統計を発表しました。
まず、4-6月期実質GDP成長率ですが、4.3%で1-3月期と比べ▲0.7ポイント低下、ブルームバーグのエコノミストによる市場コンセンサスと比べても▲0.2ポイント下回る結果となりました。
3月に行われた全人代で決定された今年の成長率目標は4.5%~5%ですから、これも下回っています。
上半期では4.7%なので、多少の余裕はあるのですが、7-9月期には少なくとも4.3%を下回らないようにする必要がありそうです。
やはり、7月中に開催される中央政治局会議で、何らかの景気対策が打ち出されるのではないかと思います。
6月の月次経済統計については以下の通りです。
鉱工業生産:5.3%増(前月と比べ+0.8ポイント、市場予想と比べ+0.6ポイント)
小売売上高:1.0%増(〃+1.6ポイント、予想と比べ+1.1ポイント)
固定資産投資(累計):▲5.7%減(前月累計と比べ▲1.6ポイント、〃▲0.8ポイント)
全国不動産開発投資(累計):▲18.0%減(〃▲1.8ポイント)
商品不動産販売面積(累計):▲11.6%減(〃▲0.8ポイント)
商品不動産在庫面積(月末):▲0.9%減(前月と比べ▲0.5ポイント)
その他の統計も示しておきます。
輸出(人民元ベース):20.8%増(前月と比べ+7.0ポイント)
輸入(人民元ベース):29.4%増(〃+7.9ポイント)
CPI:1.0%上昇(〃▲0.2ポイント)
PPI:4.1%上昇(〃+0.2ポイント)
設備投資、特に不動産投資の落ち込みが止まりません。
一方で、輸出の好調が続いています。
消費については回復してはいるものの、回復力は強くありません。
結局、不動産不況の影響が大きく、設備投資が落ち込んでいて、それを外需でカバーするといった状況から抜け出せていません。
金融リスクの発生をしっかりとコントロールしておきながら、AI、人型ロボット或いはイノベーション全般で社会を一変させるといった政府の強い信念が貫かれているというしかありません。
投資家としては、そうした社会の大転換を客観的なデータとしてとらえたいところです。
なお、上海総合指数は0.29%安、深セン成分指数は0.97%安と下げています。
上海総合指数はこの1カ月の間、下げトレンドとなっています。
話を統計結果に戻せば、香港の主要投資家はこの結果を大して気にしておらず、本土の主要投資家はやや悲観的で、何らかの政策期待を催促しているといった違いがあるように思います。


