8日のハンセン指数は2.99%高、香港の資本市場改革を好感!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
8日(水)のハンセン指数は高寄り後、終日旺盛な買いに支えられ上昇、終値は2.99%高の2万4199.46ポイントで引けています。

8日(水)のハンセンテック指数は4.97%高で引けています。

参考として、2026年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

ハンセン指数は5月14日を戻り高値として、下げトレンドを形成していましたが、6月26日に昨年5月6日以来の安値(場中ベース)を更新したところで、底打ち反転した感があります。
8日(水)の上海総合指数は0.49%安と僅かな下げに留まっていますが、日経平均株価は2.11%安、韓国総合株価指数は5.34%安と大きく下げています。
一方、ハンセン指数は2.99%高と逆行高となっています。
日本、韓国市場の下げについて、米軍によるイラン空爆など中東情勢の緊迫化を懸念して一部の投資家が売っているのではないかといった見方もあるようですが、ハンセン指数の急上昇を見る限り、どうもその影響はそれほど大きくないようです。
前日の米国市場のハイテク売りが原因だとする見方もあるようですが、香港市場ハンセンテック指数は4.97%高と急騰しています。
強いて言えば、サムスン電子、SKハイニックスなどが大幅下落するなど韓国市場の変調によって、同じストーリーで日本株を買っている欧米系機関投資家が日本株にも売りを出したという説には納得できる感もあります。
メモリでは中国企業の増産、低価格攻勢によって、韓国勢、日本勢の楽観的な業績見通しに今後、修正が入ることを懸念する投資家が増えている可能性もありそうです。
香港市場には特別な好材料がありました。
中国人民銀行の潘功勝総裁は7日(火)、香港で開かれた債券通に関するフォーラムにおいて「香港資本市場の発展のため、さらに多くの機能を注入することで、今後国家外貨準備額は引き続き香港の資産配分比率を引き上げるだろう」などと発言しました。
中国人民銀行、香港金融管理局、香港証監会は7日(火)、11項目の本土香港金融市場合作措置を発表しました。
この内、6項目は固定収益市場を含む相互接続の改善措置に関するもので、5項目はオフショア人民元市場建設に関するものでした。
「債券通香港向けについて、その純投資額の限度を現在の5000億元から8000億元に引き上げると同時に、香港建て債券、人民元建て債券ともに対象商品を増やす」、「香港金融管理局人民元(オフショア人民元)業務資金総額について、7月10日から、従来の2000億元から5000億元に引き上げる」など、重要な措置が含まれています。
上海市場に対して資本市場発展のための措置が打ち出されていますが、中国は上海を特別に優遇するのではなく、香港も同じように発展させようとしています。
そのことが市場にはっきりと伝わったという点も好材料だと言えるでしょう。
いつもなら政策で動くのは本土市場なのですが、今回は香港市場が動いています。
レッセフェール(自由放任主義)の香港が本土のように当局による発展サポートを受けるようになったという点で時代の移り変わりを感じさせる出来事とも言えます。


