16日のハンセン指数は1.40%安、さえない経済統計を嫌気されて売られる!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
16日(火)のハンセン指数は僅かに安寄り後、終日売りに押される展開となり、終値は1.40%安の2万4493.95ポイントで引けています。

16日(火)のハンセンテック指数は2.24%安で引けています。

参考として、2026年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

国家統計局は16日(月)現地時間10:00、5月の経済統計を発表しました。
結果は以下の通りです。
鉱工業生産:4.5%増(前月と比べ+0.4ポイント、ロイターの市場予想と比べ+0.2ポイント)
小売売上高:0.6%減(〃▲0.8ポイント、〃▲0.6ポイント)
固定資産投資(累計):▲4.1%減(前月累計と比べ▲2.5ポイント、〃▲2.1ポイント)
全国不動産開発投資(累計):▲16.2%減(前月累計と比べ▲2.5ポイント)
商品不動産販売面積(累計):▲10.8%減(〃▲0.6ポイント)
商品不動産在庫面積(月末):▲0.4%減(前月末と比べ▲0.1ポイント)
不動産は販売、投資とも相変わらず減速傾向を強めています。
不動産在庫面積は4か月連続でマイナスとなってはいますが、過去最大の今年2月と比べ、▲3.5%しか減少しておらず、引き続き高い水準となっています。
不動産不況の継続は固定資産投資の足を引っ張っています。
国家統計局は今回の投資減速について、一部の地域で高温多雨であったこと、現在が経済をけん引する新旧エンジンの転換期であること、投資のポイントが量の出る大型案件から量は出ないが経済構造や経済成長の質を向上させる新興産業への投資へと移っているからだなどと説明をしています。
消費も振るいません。
小売売上高は新型コロナ禍当時の2022年12月以来の減少を記録しました。
この点について、国家統計局は、比較対象となる昨年は大規模な以旧換新(買い替えを促進するための政策)が打ち出されていたのでその反動が出たこと、一部の地域で高温多雨となり小売に影響が出たことなどを挙げています。
もっとも、小売売上高は軟調だが、旅行、文化、スポーツ、リクリエーションなどのサービス消費は堅調だと指摘しています。
一方、良かった統計は、貿易関連(ただし、発表は6月9日)で、人民元ベースの輸出は13.8%増、輸入は21.5%増と大きく伸びています。
輸出が投資、消費の不振を下支えする形となっていて、生産が予想以上に伸びています。
ただ、この点については、需給のミスマッチによる結果、つまり過剰在庫の積み上がりを招いているのではないかといった懸念があります。
中国の政治システムでは、上期が終わったところで、その状況を分析し、政策を調整するといったことが行われます。
そもそも、当局は短期的な景気対策には積極的ではなく、新興支柱産業、未来産業を育てるなどといった形で経済構造の転換を進める中で、うまく経済を回していこうといった方針だとみています。
政策が出るとしても、1か月ほど先ではないかと思います。


