3日のハンセン指数は0.04%安、アリババ、AI関連が買われる!!
> 無料でFX口座を開設して、お米かお肉をゲット!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
3日(月)のハンセン指数は安寄り後、前場の早い段階では大きく売られたのですがその後は持ち直す動きとなり、終値は0.04%安、2万217.26ポイントで引けました。

3日(月)の中国企業指数は0.03%高で引けました。

参考として、2024年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

28日(火)半日立ち合い以来の取引となった香港市場ですが、3日(月)のハンセン指数は、前場の早い段階ではトランプ政権による追加関税発動が嫌気され、リスク回避の売りに押されたのですが、そうした売りが一巡すると、緩やかな回復基調となり、香港市場は東京市場とは異なる相場となりました。
米国は1日(土)、カナダ、メキシコからの輸入品に25%、中国に10%の追加関税を4日から適用すると発表しました。
日本の主力銘柄には輸出関連が多く、特に自動車はその中核にあります。
日本の自動車メーカーは、税制優遇措置を受けられるメキシコ、カナダでの合弁事業を通して、米国に大量の自動車・部品を供給していますが、そうした部分に大きな追加関税がかけられるということで売られました。
中国の場合、主力銘柄はハイテク関連を含め内需系が中心です。
その点で、指数に影響するような直接的な影響は小さかったということでしょう。
とはいえ、京東健康(06618)は6.71%安、美団(03690)は3.98%安、JDドットコム(09618)は3.19%安と、物流絡みの一角は大きく売られています。
一方、AI関連が買われています。
金山雲(03896)は31.43%高、アリババ集団(09988)は6.46%高、キングソフト(03888)は5.63%高、中軟国際(00354)は4.98%高、センスタイム(00020)は4.97%高、万国数拠(09698)は3.34%高と上昇しています。
深度求索(DeepSeek)は1月27日、マルチモーダルAIモデル“Janus-Pro”を公開しました。
Janus-Pro-7B(パラメーター数70億個)ではOpenAIの“DALL-E3”、英国Stability AIの“Stable Diffusion”などの性能を上回ったと発表しています。
大規模言語モデル「DeepSeek-R1」の発表は1月20日であったので、前者がDeepSeekショックのきっかけとなったニュースとみられます。
先週に入り、世界中のマスコミが突如として報道し始めた背景にはOpenAIのChatGPT-4oやDALL-E3の性能に匹敵するか上回る性能のAI製品を中国のベンチャー企業が短期間、かつ低予算で作り上げたこと、しかも、それらをオープンソースで提供したということがあります。
その仕組みについても詳しく説明した論文が発表されており、今後、DeepSeekを参考に、各社が市場に参入し、AIサービスはコモディ化することが予想されます。
また、OpenAIを含め大手は値下げ圧力に晒され、設備投資が鈍化しかねない状況です。
LLMやマルチモーダルAIがPC、スマホのOSのような存在になり、その上で動くAIアプリを開発し、それを顧客に届ける段階のメーカーが発展するのではないかといった見通しが立ちます。
そういった理由で最終ユーザーにサービスを届ける段階で競争力のありそうな銘柄が上昇したと考えています。
また、この中でデータセンターの拡大が好材料となる万国数拠(09698)も上昇しています。
朝方は大きく売られていたので、投資家の間でその将来見通しが揺れているとみられます。
LLMの価格破壊はトレーニングに必要なデータセンター絡みのハード関連に対して、一旦投資を鈍化させるとみるのか、AI需要の大きな創出につながり、結局投資は伸びるとみるのか、判断が分かれるところです。
なお、アリババについては個別材料がありました。
29日に発表した最新のLLM“通義千問”がメタのLiamaや一世代前のDeepSeekV3などを上回る性能であることがわかり、これが材料視されたとみられます。
そのほか、SMIC(00981)が10.26%高と買われています。
米国メディアによる“同社は既に5ナノ半導体の開発に成功している”との報道が材料視されたとみられます。
> 無料でFX口座を開設して、お米かお肉をゲット!