酒匂隆雄の畢生の遊楽三昧 sakoh

超音速航空機。

2021/09/02

先日読んだ記事によると、アメリカのユナイテッド航空が超音速航空機(Supersonic Aircraft.)を2029年までに商業運行するらしい。

(この写真はこの航空機を製造するBoom Supersonic.社から拝借した。)

この航空機は”Overture.”=(序曲)と名付けられており、大好きなワインであるOpus One.のセカンドと同じ名だ。

これに乗ると東京~サンフランシスコ間を6時間で飛行することが出来て現在の約半分の時間となる。

筆者は1983年にニューヨーク~ロンドン間のコンコルドに乗ったことが有るが、運賃は確かファースト・クラスの5割増しくらいだったと記憶する。

(なーに、会社持ちだったからどうってことは無い。)

そこでこのユナイテッド航空のOverture.がコンコルド並みの運賃で運航するとして、果たして6時間をセーブする為にファースト・クラスの5割増しを払う客が沢山居るかである。

現在東京~サンフランシスコ間をファースト・クラスで往復すると約200万円掛るが、これの5割増しだと300万円。

ちょっとした乗用車が買える。

此の大枚を往復12時間のフライトに使うか?

個人ではよっぽどの金持ちしか使わないだろうし、社用でも昨今はオーナー経営者くらいしかファースト・クラスには乗らないらしい。

筆者が若い頃、海外出張は家族を含めてファースト・クラスに乗る事が出来、古き良き時代であった。

最近のビジネス・クラスの座席は昔のファースト・クラスよりもよっぽど立派で、特にフル・フラットの座席は寝る時に足を延ばすことが出来るので高いファースト・クラス料金なんて払う必要は無い。

ところで未だシカゴ行きに必要な書類を調べているのだが、まあ本当に面倒臭い。

アメリカで受けるPCR.検査の書式を日本の厚生労働省指定の物にするなんて、笑止千万。

でもこれをちゃんとしないと羽田でああだ、こうだと嫌がらせを受けるであろうことは想像出来るので一応言う事を聞いておこう。

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プロフィール

さこう・たかお
酒匂隆雄

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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