酒匂隆雄の畢生の遊楽三昧 sakoh

こんなの有りか?

2021/01/19

仙台地裁が大麻取締法違反で起訴された男に対して警察官による職務質問の所持品検査の手続きに違法性が有ったとして無罪を言い渡した。

記事によるとこの男、コンビニの駐車場に止めた車の中で大麻を持っていたと起訴されたのだが、裁判所は警察官が捜査令状が無いまま車のドアを開けたとして”了承無くドアを開ける緊急性は無く、任意の職務質問に付随する所持品検査の許容限度を超える。”とこ難しい説明をしている。

よくテレビで”警察24時”とか言う番組名でこの様なケースでの逮捕の有様を紹介しているが、素人からすると”凄いなあ。ご苦労様です。”と常に思っていた。

よく任意の所持品検査を拒否して”弁護士が来るまで何も話さない。”とごねて警察を困らせる輩が居ることが紹介されていたが、この男も同じ様にごねて結局は令状を示されて観念したが裁判でその違法性を主張してそれが通ったと言う事か?

勿論法律を順守するのは大事だと思うが、堂々と大麻を所持していて起訴されたのに逮捕の手続き中の手違いで無罪になるなんて納得出来ない。

これにより現場の警察官の職務質問に対する情熱が薄れ、また逆に悪党どもが偉そうに”令状が来るまで任意の捜査には協力しない。”と言うんだろうな。

何だかやりきれないなあ..

この記事をシェアする

前の記事 次の記事

プロフィール

さこう・たかお
酒匂隆雄

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

最新の記事

カテゴリー

アーカイブス

無料会員募集中