21日のハンセン指数は0.90%安、ネガティブサプライズとなったCATLの決算内容が市場センチメントを悪化!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
21日(水)のハンセン指数は寄り付きは高かったのですが、終日売りに押される展開となり、終値は0.90%安の2万3651.87ポイントで引けています。

21日(水)のハンセンテック指数は1.26%安で引けています。

参考として、2026年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

ハンセン指数は10月8日(木)、7月7日以来の安値を付けたところで自律反発に転じたのですが戻りは弱く、14日(水)と16日(金)には25日移動平均線に上値を阻まれるような形で下げに転じており、21日(水)は再び7月7日以来の安値で引けています。
同じアジア市場でも、日経平均株価は0.85%高、韓国総合株価指数は3.29%高と上げているのに対してハンセン指数は逆に下げています。
その要因として、中国のハイテク企業を代表する銘柄で、中国経済の強さを示す銘柄の一つでもあるCATLの急落が挙げられます。
CATL(03750)は11.4%下落し、市場の注目を集めました。
過去最高値は6月3日の場中で記録した792.871香港ドルで、8月下旬からはっきりとした下落トレンドとなり、21日(水)は6日続落、終値は過去最高値から半値以下(54%下落)の364.80香港ドルで引けています。
20日(火)大引け後に発表された7-9月期の業績が市場予想を下回る結果であったことが急落の要因です。
7-9月期の増収率は58.6%増と好調でした。
4-6月期は56.9%増、1-3月期は52.4%増なので、売上は着実に伸びています。
しかし、増益率を見ると、7-9月期は14.5%増で、1-6月期は36.1%増、1-3月期は53.0%増と利益の伸びははっきりと鈍化傾向を示しています。
粗利益率をみると、7-9月期は20.7%、4-6月期は23.2%、1-3月期は24.8%と低下傾向を示しており、特に7-9月期は4-6月期と比べ2.5ポイントも低下しており、悪化が加速しています。
その要因として、EV業界の競争が激化しており、コストダウンの動きが強まっていることが挙げられます。
同社のシェアが落ちているわけではないのですが、より利益率の低い製品の売上高の伸びが大きかったこと、9月1日から消費税優遇が取り消されたこと、輸出増値税の還付率が9%から6%に引き下げられたことなどが影響しています。
EV業界の生産過剰は当面解消されないこと、EVメーカーによる取引先の多様化が進みつつあることなどから、利益率悪化はしばらく続きそうだといった見通しが株価を大きく引き下げています。


