14日のハンセン指数は0.13%安、上値の重い展開!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
7日(水)のハンセン指数は安寄り後、前場で一旦前日終値比プラスを回復、後場入り直後は上値を追う展開もみられたのですが、切り返されるとそのまま売りに押され、終値は0.13%安の2万4314.17ポイントで引けています。

14日(水)のハンセンテック指数は0.91%高で引けています。

参考として、2026年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

ハンセン指数は8日(木)、7月7日以来の安値を付けたところで自律反発に転じていますが、14日(水)は25日移動平均線に上値を阻まれるような形で下げに転じています。
ハンセンテック指数は8日(木)以降も底値を探る展開が続いているのですが、14日(水)については0.91%高と上昇しています。
中国海関総署は14日(水)現地時間10:30、9月の貿易統計を発表しました。
輸出(ドル建てベース)は前月と比べ11.3ポイント高い36.3%増で、市場予想を10.8ポイント上回りました。
製品別ではICが136.0%増、自動データ処理設備(PC、タブレット、サーバー、HDD、SSD、USBフラッシュメモリなど)が92.9%増、EVを中心とした自動車が62.0%増と急増しています。
ちなみに、スマホは14.2%増、レアアースは14.3%増で全体の伸び率と比べると低い水準に留まりました。
これはグローバルで進むAI投資ブームが中国の半導体、電子部品の輸出を強力に牽引していることを示しています。
国別では米国向けが39.5%増と急増しています。
また、韓国が39.1%増、台湾が37.3%増と大きく伸びていますが、最終的には製品、部品などに組み込まれ、米国に輸出される部分が多いとみられます。
一方、EUは16.4%増、日本は9.0%増と全体の伸び率と比べれば低くなっています。
米国向けが高い伸び率となっていますが、米中貿易戦争の休戦延長合意が追い風になっているというよりも、ハイパースケーラーによるAIデータセンター投資の拡大が中国の輸出をけん引しているとみた方がよいように思います。
輸入(ドル建てベース)は前月と比べ2.8ポイント高い31.0%増で、市場予想を6.5ポイント上回りました。
ICが66%増でしたが、輸入量でみると1.7%増と微増でした。
単価上昇による影響を大きく受けています。
その他、ストレージ部品などの記憶装置、半導体製造装置が急増しています。
一方、原油は▲21.5%減、製品油は▲53.2%減、大豆は▲7.7%減とマイナスです。
国内の生産調整が影響して鉄鉱石は▲5.6%減とこちらも減少しています。
国別では韓国が97.8%増、台湾が36.6%増、アセアンが36.0%増、日本は29.3%増と好調でした。
好調の要因として、中国国内でのAI設備投資の伸びもありますが、中国がグローバルなAIサプライチェーンの一環となり、輸入を伸ばしている面もあるとみられます。
一方、米国は15.3%増、EUは▲1.4%減で相対的に低い伸びとなりました。
また、国家統計局は14日(水)9:30、9月の物価統計を発表しました。
消費者物価指数(CPI)は前月よりも0.1ポイント高い0.9%上昇で市場予想に対して▲0.1ポイント下回りました。
生産者物価指数(PPI)は前月よりも1.2ポイント高い5.0%上昇で市場予想と比べ0.5ポイント上回りました。
PPIは2022年6月以来の高い上昇率となったのですが、石油開発、石油製品、有機化学原料製造価格など順に14.5%、7.4%、5.4%と、それぞれ大きく上昇しており、依然として輸入原油価格、輸入非鉄金属価格の上昇の影響が大きいとみられます。
また、季節要因として、冬に備えて石炭の備蓄を増やしていることから、石炭関連の価格上昇もPPI上昇の要因とみられます。
ハイテク製造業がけん引し、内需が回復するといったシナリオが投資家の最も期待するところなのですが、計算機・通信・その他電子設備製造業の価格が5.8%上昇しており、AI投資ブームによる半導体チップ、AIデータセンター設備などの需給がひっ迫する兆しは見られはするのですが、全体の内需を牽引するほどではありません。
消費品関連の価格は低迷しており、CPIも顕著な上昇が見られない中、依然として内需は弱いとみられます。


