たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!! tashiro

29日のハンセン指数は1.96%高、アジア主要市場に逆行高、消費関連が買われる!!

2026/07/29

中国株投資家のみなさん、こんにちは。

29日(水)のハンセン指数は高寄り後も強い相場となり、終値は1.96%高の2万5807.92ポイントで引けました。

29日(水)のハンセンテック指数は2.84%高で引けました。

参考として、2026年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

ハンセン指数は6月26日に昨年5月6日以来の安値(場中ベース)を更新したところで、底打ち反転しています。

7月下旬に入り、日柄調整のような日々が続いていましたが、29日は寄り付きから大きく買われ、そのまま上昇、日足はやや長めの陽線を付けています。

2万5000ポイントから2万7000ポイント辺りはこの1年間、もみ合いが続いた価格帯となり、それなりに上値は重いと思われたのですが、29日(水)はその価格帯の中で大きく上昇しており、終値は200日移動平均線を超えてきました。

上海総合指数は6下旬から下落トレントを形成しており、本土市場の動きに連動しているわけではありません。

NASDAQ銘柄、韓国株、日本株が軟調な中、ハンセン指数は逆の動きとなっています。

29日(水)の韓国総合株価指数の下げは厳しく、5.98%下落、6月19日場中で高値9385.59ポイントを付けてから下落、29日(水)の終値は5663.24ポイントで、高値から4割も下落しています。

ハンセン指数の年初来安値は前述の通りです。

6月26日の場中安値2万2518.00ポイントに対して、7月29日(水)の終値は2万5807.92ポイントでこの間の上昇率は15%です。

グローバルでみれば、AI革命絡みのAIチップ、半導体メモリといったハードウエア主導の相場が行き着くところまで行ってしまって、そのバブルがはじけ、資金の避難先としてバリュエーションで相対的に割安感があった香港市場に資金が流れたとみています。

ただ、AI革命に対する期待がすべて崩れたといったわけではなく、今後、AIを利用する側、AIの活用で生産性、収益力を上げるだろうと期待されるハイテク株全般などに投資家の関心が移っていくのではないかと予想しています。

セクター別では政策期待があって、割安感、比較的ディフェンシブな消費絡みに資金が流れています。

玩具メーカーの布魯可集団(00325)が15.93%高、生成AIを使った画像、動画アプリを開発する美図(01357)が13.07%高、アパレルの晶苑国際(02232)が11.69%高、乳業メーカーの中国現代牧業(01117)が10.45%高、中国優然牧業(09858)が10.42%高、化粧品メーカーの上海上美化粧品(02145)が10.04%高、電気自動車の理想汽車(02015)が9.90%高、リープモーター(09863)が9.50%高、大手スマホメーカーの小米集団(01810)が8.95%高と買われています。

国務院は7月13日(月)、「拡大消費“十五五”計画」を発表しました。

2030年には社会消費品小売売上高を60兆元まで増やし、サービス消費の質を引き上げること、“AI+消費”を消費拡大の核とするとしています。

これが一つのよりどころとなって、グローバル市場における避難先として流動性の高い香港市場の消費関連が買われたとみています。

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プロフィール

たしろ・なおき
田代尚機

中国株アナリスト
1958年生まれ。愛知県出身。大和総研、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立、TS・チャイナ・リサーチ(株)を設立。現在は生活の拠点を中国に移し、日本と中国を行き来しながらフリーランスとして活動中。マスコミ、金融機関や、個人投資家向けに情報提供を行っている。大和総研勤務時代に1994年から9年間、北京に駐在、中国経済、個別企業の調査を担当。それ以来、中国経済、企業に関する情報提供をライフワークとしている。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
【著書】
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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