10日のハンセン指数は0.64%安、6日続落、地方系銀行が逆行高!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
10日(水)のハンセン指数は安寄り後、前場は売りに押される展開となりましたが、後場から少し戻し、終値は0.64%安の2万4407.96ポイントで引けています。

10日(水)のハンセンテック指数は0.94%安で引けています。

参考として、2026年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

ハンセン指数は2日(火)に戻り高値を付けた後、6営業日続落となりました。
米国の景気がしっかりしている中で、長引くホルムズ海峡閉鎖によってインフレが懸念されます。
長期金利の上昇がグローバルでグロース銘柄、特にAI相場で買われていたセクターに売りが出ており、香港市場にもその影響が出ています。
巨額のAIデータセンター建設が核となって、好調な企業業績を牽引していますが、その建設計画に対して一部の投資家は下方修正のリスクを感じ始めています。
米国は9日(火)、イランに対する軍事攻撃(ただし、自衛的対応と説明)を始めるなど中東情勢が緊迫化してきたことも売り材料として挙げられるでしょう。
ハンセン指数はテクニカルには3月23日の年初来安値が意識されたような動きとなり、日足は長い下ヒゲ、短い上髭の小さな陰線を付けています。
メインボードの売買代金は3206億香港ドルで9日(火)よりは多いものの、8日(月)よりは少なく、セリングクライマックスとは程遠い状況です。
国家統計局は10日(水)現地時間9:30、5月の物価統計を発表しました。
CPIは1.2%上昇で先月と同じ、ブルームバーグの市場予想を▲0.1ポイント下回りました。
一方、PPIは3.9%上昇で先月と比べ1.1ポイント上昇しましたが、市場予想とは一致しました。
ホルムズ海峡閉鎖の影響は川上側の物価に大きく影響していることが明らかです。
需要不足が解消されたわけではないので、現時点でのCPI上昇は顕著ではありません。
ただ、今後については、スタグフレーション懸念が残ります。

また、9日(火)に発表された5月の貿易統計(ドルベース)を見ると、輸出は19.4%増、輸入は27.4%増と大きく増えています。

輸出について製品別でみると、1~5月累計で自動データ処理設備(PC、サーバー、CPUなどの部品類)が38.7%、集積回路は90.0%増と急増しています。
米国によるデータセンター投資拡大の影響が出ていると見て取れます。
ただし、米国向け輸出はマイナスなので、多様なルートで迂回して輸出されているのではないかと思います。
セクター別では地方系銀行が逆行高となりました。
徽商銀行(03698)が6.37%高、青島銀行(03866)が4.54%高、重慶銀行(01963)が2.37%高と上昇しています。
国務院は8日(月)、「都市更新“十五五”計画」と題してブリーフィングを行いました。
これは、国家レベルでの都市更新に関する計画であり、今後五年間の都市更新任務と投融資体制を明確にするものです。
超長期特別国債、中央政府予算による投資、特別債など多様な資金ルートについて計画し、老朽化した居住地域の改造や、水道、下水、ガス、供熱などの設備更新に投入するといったインフラ投資を下支えするための計画です。
投融資メカニズムが改善されるという話なので、銀行融資の拡大に繋がるといった思惑で規模の小さい地方系銀行セクターに資金が流入しました。


