4日の上海総合指数は0.29%安、相場は硬直!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
4日(月)の上海総合指数はわずかに安寄り後、終日狭いレンジでの値動きとなりました。
大引けにかけて売りに押されたことで終値は0.29%安の3022.91ポイントで引けました。
セクター別では、流通、貴金属、ショート動画関連、養殖、鉄道・高速道路などが買われました。
一方、医薬・バイオ、不動産などが売られました。
4日(月)の創業板指数は0.90%安となりました。
4日(月)の上海50指数は0.77%安となりました。
この1週間の値動きをみると、上海総合指数はかろうじて値を保っているといったところで、創業板指数、上海50指数などは下げトレンドとなっています。
特に上海50指数の下げは厳しく、4日の終値は昨年10月31日以来の安値となっています。
先週木曜日のブログで紹介したように、11月の製造業PMIの結果が予想以上に悪く、景気不安が高まっています。
財政、金融、長期戦略に資本市場活性化策に至るまで政策が総動員されてはいるのですが、景気も、株価も苦しい状態が続いています。
上海総合指数がかろうじて横ばい圏を保っているのは、各層による買い支え効果が大きいからではないかとみています。
ファンド運用におけるベンチマークがどうこうということよりも、ETFを含め、印象面で本土A株市場を代表する上海総合指数に対して、それを支持するような形で買いが入っているという意味です。
海外からのストックコネクトを通じた資金流入についても、11月30日には85億1600万元の純流入と、4か月ぶりの大規模な流入となったのですが、12月1日、4日は純流出に転じています。
米中関係の緩和期待による相場下支え効果も“それなり”です。
相場が回復に向かうには、ファンダメンタルズの改善が必要です。
不動産業の不振、需要不足が景気の足を引っ張っている最大の要因である以上、これらを解消するための追加の対策に期待したいところです。
例年通りであれば、12月後半には今年の経済情勢を総括し、来年の経済運営方針を決定する中央経済工作会議が開かれます。
足元で景気回復の期待が薄い以上、政策への関心はさらに高まりそうです。
資金はわかりやすいところに集まっています。
グローバル市場で金価格が上昇していることから、赤峰吉隆黄金鉱業(600988)が5.99%高、山東黄金鉱業(600547)が4.53%高、四川容大黄金(001337)が4.12%高となりました。
また、ショートムービー市場が急速に拡大しており、関連銘柄への資金流入が続いています。
引力伝媒(603598)がストップ高、深セン市天威視訊(002238)が5.29%高と買われています。
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