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アイオワ州共和予備選の刺激
2024/01/19いよいよ米国大統領選挙が予備選挙の段階に入りだした。 1月15日に行われた、アイオワ州のコーカス(党員集会)でとりあえずトランプが51%の得票で、21%のデサンティス、19%のニッキー・ヘイリーがそれに続いた。 NYタイ…
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幅を効かすMAGAの存在
2024/01/12今年は米国大統領選挙の年である。 お騒がせ男のトランプがそれこそ米国中のメディアを騒がせている。 客観情勢が圧倒的に不利なトランプは、訴訟戦略で係争中の裁判を遅らせる、あるいは最終的には訴訟を最高裁まで持ち込んで、決めよ…
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NYからの繰り言
2024/01/10年明け早々、米国株高の化けの皮が露呈されている。 ろくでもないエコノミストの代表である、ポール・クルーグマンの主張による奇跡のソフトランディング説は怪しいものの典型であった。それでもNYタイムズの定期寄稿者であり、ノーベ…
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米国株下落のタイミング
2023/12/11米国株は、昨年10月13日の底からの59週の日柄が12月1日に尽きている。相場はその日柄に向けて懸命に上げてきたが、それ以上はなかなか難しそうである。チャートで見ると、どうしてもここから株価下落だが、世の中は必ずしも筆者…
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訪れて見える欧州経済
2023/11/14水の都ベニスで3泊し、歩き回った。 サンマルコ教会の内壁は金モザイクの豪華絢爛で、往時のベニスの繁栄をうかがわせる素晴らしいものである。それ以外にもベニスは、いたるところのコーナーに絵になる景色があり、小さい教会で素敵な…
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ドルのダブルトップ形成後は…
2023/10/10日経新聞に識者のコメントとして米国債10年物利回りが5%に乗るだろうと得々として語るマーケット筋が出ている。 この種の話は大嫌いである。 もうすでに4.88%まで見たものについて5%に乗るだろうというのは、ほとんどコメン…
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相場が日経新聞の1面トップを飾れば…
2023/09/088月30日の日経新聞1面TOPは【円の実力53年ぶりの低水準】と為替の問題を、1面の右肩の大トップに持ってきた。 いつも申し上げることだが、日経新聞のトップというのは、社会現象的にみて相場のトップあるいはボトムの反面教師…
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米国株弱気相場の延長
2023/08/16米国株SP500の相場をチェックしていて、いくつかの発見があった。 まず、23年第3四半期は 2009年3月のリーマンショック安値666からの59四半期目にあたることで、相場が天井を付け反落に転じる日柄であること。 20…
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米国長期金利はどこまで…
2023/07/12米国長期金利10年物が4%を超えてきた。 筆者の相場観は4%に達しないというものであったが、7月6日には4.08%の利回り高値を見ている。 2020年3月9日の利回り最低0.31%からの13四半期を終え、14四半期目に入…
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金利の波乱がもたらすチャンスとリスク
2023/06/2617世紀初頭、ヨーロッパ世界は、南米植民地から大量に供給された銀を本位とする大量の貨幣供給でマネーがじゃぶじゃぶになり、1619年イタリアのジェノヴァ(当時はヨーロッパの先進国はイタリア)で1.125%という低金利が出現…