若林栄四 ニューヨークからの便り wakabayashi

トランプは凋落するのか

2024/02/09

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毎度トランプの話で恐縮だが、この話は11月5日の本選挙まで常に登場してくる話題で、書く方も不愉快だが米国民主主義の危機なので触れないわけにもいかない。

2月6日の控訴審でトランプのティームが主張していた、大統領在職中の、大統領の行動は、起訴できないとする免責の主張が退けられた。トランプの敗北である。

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後、トランプは最高裁に上訴する道が残されているが、いくら右翼の最高裁でもこれを覆すのは難しいだろうとNY タイムスも解説している。

バイデンが77歳になった2020年の2月のサウスカロライナの予備選で、首位を獲得、一気に民主党候補となり、本選挙でもトランプを破って46代大統領になったのは昨日のことのように覚えている。

昨年6月に同じく77歳になったトランプもこの辺で大きく運命が反落するタイミングだろう。

どうでもいいような共和党の予備選挙で勝利して、11月の本選挙もトランプ有利とメディアは騒いでいるが、もともと2016年まぐれで当選した男が、当然の様に2020年は負けた。

もともと人間的にも能力的にも決して大統領になってはいけない男がツキだけで大統領になったが、当然中身ゼロの男が再選されるはずもない。

にも拘わらず2024年も出馬するとは、宇宙のルールを理解していない人間である。

トランプは黄金律36.5単位の73歳までは運気がついていたが、74歳になる前に2020年のコロナ禍で一気に大統領の座から転げ落ちた。彼の運気のピークは73歳。それ以降は落ち始めている。

おまけに77.25歳というバイデンがツキの波に乗り始めて瞬間と同じ、77.25歳(618÷8)の黄金律のタイミングを過ぎて4件の刑事裁判で起訴されている。

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そこへ今回の免責否認の判決で、ますますツキのなさを露呈している。

トランプはどうあがこうが、彼のツキははっきり落ち始めている。

トランプは、今次々にやってくる裁判の中で、本来の彼の悪が露呈され、さすがの愚かなトランパーの連中も、徐々に熱が冷めていくのが宇宙の流れだろう。

彼が共和党の大統領候補にもし成れたとしても、本選挙は、81才のバイデンの圧勝に終わるというのが宇宙のルールだろう。

今年11月の選挙に向けて、悪の帝王が当選するリスクを嫌って、米国株は大きく下げるはずである。
しかしバイデンの勝利により、米国株は反転急騰に転じることになるだろう。もっともその急騰は半年しか持たないが?

いずれにせよあと10か月間のこのトランプ没落のドラマは、最大の見ものである。

史上最底の大統領が、ただの老人になって、彼のなした諸悪の結果として,収監されるというのは筆者の夢である。

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プロフィール

わかばやし・えいし
若林栄四

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍中。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
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・etc

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