若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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天井を見たNYダウ、次に上向く時期は...

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大恐慌以来の米国のNYダウ株式相場の推移を大局で俯瞰すると1932年に大恐慌の底40ドル、その後1966年-68年に1000ドルに到達、1973年には1067ドルで天井をつけている。大恐慌の底から40年である。若干重複するが1968年から1982年までは基本的に1000ドル-600ドルの保ち合いが続く。保ち合いは36-40年かけて上昇した相場の調整局面が14年間続いたということである。

大恐慌の底からの50年目の1982年から保ち合い相場を抜け出して、大ラリーが始まった。

その大ラリーは39年間継続35,000ドルまでやってきた。大恐慌後の大ラリーは36-40年続いた。今回は39年やったということだろう。そうするとここからの相場調整局面は10年以上続くと考えられる。

前回14年間の保ち合い1966-1982年は米国の実物インフレの時代である。その間金利の高騰もあり株価の上昇はなかった。

米国の金利を見てみると1981年9月30日に10年物のピーク15.84%を見ている。その後はひたすらディスインフレで2020年3月には0.31%まで金利が下落した。

米国金利の流れは概ね40-41年で逆転するので40.5年(162四半期)とすると2022年第2四半期あたりから本格的な金利上昇に入ることが予想される。

前回の金利上昇局面は1968-1981年と13年続いた。

今回はどうか。米国のインフレの歴史を見ると完全に60年サイクルが美しい。

1861年(南北戦争)、1921-23年、1981年と60年ごとに金利は天井をつけている。

次は2040年前後ということになる。2022年から金利上昇が始まると18年間金利上昇が続くということになりそうだ。18年は6.5年(一区切り)の3倍なので、最初の6.5年すなわち2028年までは金利上昇で株は上がらない。そのあと次の6.5年は金利が下がる局面、この局面では株価上昇が期待できる。2035年以降は金利上昇の6.5年となるので、再び株価は低迷する。

今回の大ラリーの起点1982年8月9日769ドルからの40.5年(162四半期)は2023年第1四半期である。39年目の今年8月16日35,631ドルで天井を見た相場は、最初の第1撃でどこまで下がるかは難しいが、第2撃の下げが始まるのは2023年2-3月となりそうだ。

この底値からの40年半で見る高値は前回1973年1月の1,067ドル(1932年7月の大恐慌底値40ドルからの40年半)であり、その後1975年12月に(2年11カ月)向けて570ドルまで46.5%の下落を見た。

今回のシリーズでは2023年第1四半期からの本格的な下げに入る前にどういうセットアップになるか。難しいが2022年9-10月が、リーマン底値2009年3月からの13.5年(54四半期)となるので、一つの結節点だろう。一旦安値を見て23年2-3月に向けて戻りをやり、第2撃の下落の開始に備えるのではないかと思われる。

目先はどうか。

来年4-5月からの金利上昇本格化に備えて、金利は落ち着きを示すだろう。

目先の株価の下落が、金利下げを示唆することになり今から6カ月ほどはむしろ、ややデフレ気味に推移することが考えられる。原油のチャートを見てもこの79-80ドルは限界だろう。

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