若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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ドルは天井を見たか?

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ドル・円は7月14日のドル高値139円39銭でさしもの大円安相場に終止符を打ったという声が強まっている。

いつまでも日米金利差でもないだろう。既に米国インフレはピークを見て下り坂に入っている。

そうした中でFRBはまだ手綱は緩めないが、あまりに強力な引き締めはさすがに躊躇うだろう。

そう考えれば、日米金利差の拡大をもっぱらの材料として走ってきた円安が息切れして、円高方向へ相場がシフトするというのは大いに考えられる。勿論相場はそんなに生易しいものではなく、これだけ無茶な円安をやったので、無茶苦茶な円高がフォローするのはまず間違いない所だろう。

そもそも2011年10月31日の円最高値75円53銭からの59単位(ペンタゴンの高さ)59円を加えた134円53銭が月足のレジスタンスとなっている。

この円相場は比較的わかりやすい。あとはどこまでどのようなスピードで円高が進行するかという興味である。

それに比べてユーロ・ドルは難しい。

そもそもファンダメンタルズの比較がドル・円ほど単純ではない。

ウクライナ戦争の影響や、インフレ、ECB の政策、加盟国間の経済格差などをどう為替相場に落とし込むのか、ほとんど誰にもできない神業だろう。おおざっぱな方向感でも示してくれるとよいが。それに対してもマーケットの専門家は(沈黙)している。

今のユーロ・ドルマーケットで二つ参考にできるポイントがある。

一つは7月14日のドル・円天井の日に、ユーロは0.9952とパリティー割れを見た後反騰に転じている。

もう一つはドル円は75円53銭に59単位59円の134円53銭が大きなレジスタンスである。もっとも139円39銭まで4円86銭もオーバ―シュートしているが、大相場の最後なのでありうることである。

もう一つの参考点はユーロ・ドルも 天井2008年7月15日の天井1.6040からの59単位5900ポイントが1.0140であり、相場はそれを188ポイントオーバーシュートして底値を見た可能性があるということである。

7月14日という日柄は何かあるのか。特にはないがやや長い所から見ると2017年1月3日の底値1.0341からの短月73カ月の節目が正中点8月11日に来ている。その約1カ月前に最安値を見て、73カ月の日柄に入り、相場上昇が加速する流れに入っているのではないかと想像できるのである。

ユーロ・ドルの月足を見ると、2017年1月3日の安値1.0341からの1段下の18度チャネルの54度加速チャネルの下限が7月末1.0277にあり、7月末相場1.0227は50ポイントこれに不足している。8月末相場が1.0346以上であれば、相場は54度加速チャネルに復帰して相場上昇をトライする形になる。

外にも四半期足で興味のある展開があるが、話が煩瑣に過ぎるので割愛する。

基本はそのような研究をさせるほど、ユーロ・ドル天井からの5900ポイントの1.0140とドル円天井からの59円の134円53銭が天井→底の距離感で黄金律の不思議を示唆している。

たまたまユーロでも、円でもドルの高値だった7月14日の日柄は現在研究中である。

第19回「酒匂x川口のゴールデンアワー」
酒匂隆雄の「為替ランドスケープ

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