若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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108という数字

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1913年12月23日に設立されたFRB(米国連邦準備制度)は今年108年目の節目のタイミングを迎えている。ペンタゴンの内角の和540度の5分の1の大事な日柄である。

1968年3月の金2重相場制の導入からの54年目の年である。この1968年3月は米ドルが金のプロテクションを失って、単なる紙切れになった大事なタイミングである。

1968年3月以降FRBは金の残高を気にせず、好きなだけ米ドルを印刷することができることになった。2008年の恐慌一歩手前まで見た状況で、当時のFRB議長バーナンキはQE(量的緩和)の禁じ手を採用、FRBのバランスシートは4500億ドルから現在の9兆ドルまで膨らむ形で大量の流動性をばらまいた。それが今年1月に終わった、米国株バブルの原因の一つになった。

FRBの恣意で前人未到の金融政策を採用し、今日のバブル崩壊を招いたFRBに最後のつけが回ってくるのが設立108年、ドル紙切れ化から54年の今年3月以降である。

FRBのFOMC後の議長記者会見を見ていると、インフレについて大いに不安を掻き立てた後、それでもFOMCでの金利上げは今後も0.5%以上にはしないという余計な発言をして、マーケットを安心させようとする。

明らかにこのバブル破裂で見せているこれからの米国経済の暗い先行きについて、彼らがこれをコントロールする能力に欠けていることを示す態度であった。

108年目、54年目の呪縛がFRBを金縛りにして、有効な手立てを打てないように動き始めている。

巨大な流動性がFRBの片言隻句に左右され一日にT/Noteの利回りが0.1%も動く異常なマーケットになっている。まさにFRBは市場のコントロールを失い始めている。

株式市場は巨大なレバレジの崩壊が始まりかけている。そこでは理性的な株のバリューは無視され、エモーショナルな恐怖に支配される市場に入ろうとしている。

そこでは今回のように四半期ごとの企業業績は等閑視され、もっぱらエモーションがマーケットを支配するだろう。 

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