本土市場は明日から取引再開、テスラのオプティマスサプライヤーに注目!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
本土市場は16日(月)から6営業日の間、春節のため休場となります。
取引再開は24日(火)からとなります。
以下、13日(金)までの3指数のチャートを示しておきます。



今回は、先週水曜日のブログの続きです。
肝心の銘柄についてですが、「武(ウゥ)BOT」の製造元である宇樹科技は中信証券を主幹事としてA株上場を計画中ですが、現時点では未上場です。
宇樹科技以外にも、魔法原子、銀河通用、松延動力の3社が番組に人型ロボットを出演させていましたが、いずれも未上場企業です。
ロボット各社は部品から一貫生産するというよりも、電気自動車各社のように組み立てが主体で主要部品は外注に頼っています。
宇樹科技によれば人型ロボットのコアとなる部品の約95%が国産だそうです。
つまり、中国国内にはほぼ完全な形での人型ロボット生産に関するサプライチェーンを完成させています。
中国では今年、或いは来年にずれ込むかもしれませんが、ようやく量産化が始まるといった段階です。
人型ロボットメーカーはシェア拡大を目指すでしょうから大幅増収となるも、赤字継続が確実ではないかとみられます。
川上の部品メーカーから大きな利益が出始めると予想される以上、まずはそこに注目しべきだと思います。
コアとなる部品で金額ベースで大きい部品を挙げれば、センサー、アクチュエータ、モーター、サーボ制御装置、減速機、自動運転システム・半導体チップ・レンズ、軸受け、電池といったところになります。
それぞれのセクターの中から収益力の高いところを選べばよいのですが、人型ロボットメーカーの取引先はある程度ばらけています。
やはり、生産台数の大きな人型ロボットメーカーの取引先を選びたいところです。
イーロンマスクは1月22日、ダボス会議で講演を行ったのですが、そこでオプティマスの生産に関する構想を披露しています。
「2026年末までに、現在課題となっている部分について徹底的に改善し、人型ロボットの信頼性、安全性を高めると同時に、広範な機能を付加させる」
「更に、2027年末には単価2万ドルの製品で量産化を開始する」
などと説明しており、2040年には業界全体で人型ロボットの生産台数は100億台を超えてくるだろうなどと大胆な予想をしています。
もし、この数字通りとなるならば、人型ロボット産業は十数年後には、自動車産業さえはるかに超える超巨大産業になるわけです。
テスラの強みは、市場が大きく中国と比べればまだ競争の穏やかな米国市場を母国市場としていること、テスラの自動運転技術を全面的に利用できること、実用化のカギを握るAIについても自社技術があること、サプライチェーンでは頼らざるを得ない中国市場について強いコネクションを持っていることなどが挙げられます。
テスラに投資してもよいでしょうが、それよりも、テスラにコア部品を提供する中国企業に注目したいところです。
具体的には減速機メーカーの中大力徳(002896)アクチュエータメーカーの浙江五洲新春集団(603667)、サーボモーターメーカーの鳴志電器(603728)、センサーメーカーの寧波柯力伝感科技(603662)などが挙げられます。
恐らく、テスラよりも中国企業の方が大量生産の立ち上がりは早いと思われます。
国家が未来産業の一つとしてその発展を大きく支援していること、中国のイノベーションは規制のルールに縛られず、まずは市場に出して試しながら、失敗をフィードバックさせながら発展させるといった方法をとることなどが要因です。
ここで上げた銘柄は全て宇樹科技とも取引があります。
宇樹科技は2025年、H1/H2合計で5500台超を出荷しましたが、2026年の販売目標は1~2万台としています。
先週のブログで示したように、資料によっては2026年におけるH2の生産能力は5万台に達するようです(あくまで最大限生産できる台数)。
中国では今後1、2年で、米国では2、3年で大量生産が始まります。
足元で関連銘柄の株価は急騰しそうですが、業績寄与自体はまだ小さいので押し目はあるはずです。
長期投資対象として注目です。

