7日の上海総合指数は0.59%安、日柄調整続く!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
7日(月)の上海総合指数は安寄り後、商いが細る中、売りに押される展開となりました。
ただ、大引け前に少し戻しており、終値は3268.83ポイントで、前営業日終値比では0.59%安と小幅な下げにとどまりました。
セクター別では、超伝導関連、農業関連、証券などが買われました。
一方、バイオ・医薬、不動産、建設、鉄鋼などが売られました。
7日(月)の創業板指数は1.00%安となりました。
7日(月)の上海50指数は0.54%安となりました。
中央政治局会議の結果を受けて7月25日から始まった今回のリバウンドですが、上海総合指数は先週(31日から始まる週)から7日にかけて、少し値幅は大きいのですが、売り買いが交錯するような状態となっています。
年初来高値(場中ベース)は5月9日に付けた3418.95ポイントですが、現段階では、まだこの高値を試す動きにもなっていません。
当時はゼロコロナ廃止で景気回復期待が強かった時期ですが、現段階で投資家はまでそこまでの楽観を取り戻してはいません。
製造業PMIを使って説明すれば4月以降、景気は腰折れしてしまったのですが、この先、年初来高値を試すところまで投資家がリスクテイクするには、少なくとも50超え、つまり景気が縮小から拡大へと転換したことを確認したいところです。
8日発表予定の7月の貿易統計、9日の物価統計、15日の経済統計などでポジティブサプライズがあればまた話は別でしょうが、7月の製造業PMIを見る限りでは、その可能性はあまり高くないのではないでしょうか。
ただ、今回の政策期待は共産党中央政治局の決定に基づいたものであり、数か月程度の賞味期限があるだろうと考えています。
ここで崩れるようなことはないとみています。
8月末に発表される製造業PMIの結果が50を超えてくれば、それがきっかけで年初来高値を試す動きになるだろうと予想しています。
全体相場はしばらく上値が重そうだということですが、個別セクターでは結構、循環物色が効いています。
7日は超伝導関連銘柄が再び息を吹き返し、急騰しています。
送配電設備メーカーの天津百利特精電気(600468)、アルミ合金メーカーの創新新材料科技(600361)など、3銘柄がストップ高となりました。
韓国の量子エネルギー研究所の研究チームは7月22日“世界で初となる常温常圧下における超伝導体の生成に成功した”とする2編の論文を“アーカイブ(arXiv)”に投稿していますが、それ以来、世界中でちょっとした超伝導ブームが起きています。
ただ、掲載先が科学技術関連の論文を自由投稿するようなサイトであり、これらは査読前の論文に過ぎません。
また発表後、論文の一部に不備や不誠実な記述があったり、短い期間ではありますが、出てきたいくつかの追試の結果は思わしくありません。
そんなことで関連銘柄の株価は急騰後、急落していたのですが7日、韓国側がLK-99(超伝導物質)に関する第二弾の映像を公開したことで再び急騰しています。
LK-99が超伝導現象で浮遊している映像を改めて発表したことがサプライズとなりました。
そのほか、華北、東北地方で激しい降雨の影響で穀物をはじめとした農産物の生産に影響があるのではないのかといった思惑から、農産物価格急騰が連想され、金健米業(600127)がストップ高となるなど、農業関連銘柄が急騰しています。
一方、不動産、建設、鉄鋼といった政策関連、景気敏感セクターには利益確定売りが出ています。
3指数とも下げてはいますが、証券セクターが引き続き買われているので先高観は根強いとみています。
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