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24日のハンセン指数は▲3.21%安、ロシアのウクライナ侵攻で急落!!

2022/02/24

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

 24日(木)のハンセン指数は大きく窓を開けて安く寄り付いた後、さらに一段安となりました。

後場からは下げ渋ったものの、終値は▲3.21%安の2万2901.56ポイントで引けました。

24日(木)の中国企業指数は▲3.44%安で引けました。

参考として、2021年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

ロシアによるウクライナ侵攻によって、グローバル投資家はリスク回避に動いています。

23日のNYダウは▲1.38%安、24日のTOPIXは▲1.25%安に対して、ハンセン指数は▲3.20%安と下げがきつくなっています。

ですが、より連動性が高いといわれるNASDAQ総合指数は▲2.57%安と大きな下げとなっています。

また、NYダウは11カ月ぶりの安値で、ハンセン指数は2カ月ぶりの安値です。

今年に入り上昇していたこと、他市場と比べ下げに転じる時期が遅かった分、この日は厳しい下げとなりました。

少しポジティブな点を探してみると、上海総合指数は▲1.69%安で、こちらも下げてはいますが、ストックコネクトを通じた本土から香港への資金流入は9億9400万元のプラスでした。

本土では、この下げ局面でも香港株を積極的に買おうとする投資家がいます。

さらに、24日のオフショア人民元対ドルレートの動きをみると、場中で2018年5月以来の人民元高となる1ドル=6.3016元を付けています。

人民元に対する需要が強い点、言い換えれば人民元資産への資金逃避を進める投資家がいる点を指摘しておきます。

セクター別にみると、グロース株が売られています。

ハンセンハイテク指数が▲4.33%安と大きく下げています。

ビリビリ(9626)が▲8.61%安、アリババ集団(09988)が▲6.67%安、快手(01024)が▲5.62%安となっています。

一方、原油価格の上昇により、石油関連の一角が上昇しています。

ペトロチャイナ(00857)が3.40%高、CNOOC(00883)が1.00%高と逆行高となっています。

“有事の金”から、山東黄金鉱業(01787)が4.41%高となっています。

ただ、石油、金、また石炭セクターにしても、全面高というほどではありません。

プーチン大統領がウクライナに宣戦布告しています。

投資家のリスク回避行動は簡単には終わらないでしょう。

アメリカの経済情勢が悪すぎます。

インフレが止まらない中、利上げ必至の状況です。

もし、ディマンドプルのインフレなら、景気が腰折れすればすぐに金融を緩和すれば効果があるでしょうが、原油価格の上昇、国際物流の障害、さらに、中国との関係悪化が重なっていては、話はそんなに単純ではありません。

供給サイドに大きな弱みがあって、もし、中国に悪意があればアメリカをスタグフレーションに誘導することも可能でしょう。

そういう観点からすれば、人民元対ドルレートがなぜ人民元安にならないのかその正確な理由を含め、今後の動向が非常に気になります。

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プロフィール

たしろ・なおき
田代尚機

中国株アナリスト
1958年生まれ。愛知県出身。大和総研、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立、TS・チャイナ・リサーチ(株)を設立。現在は生活の拠点を中国に移し、日本と中国を行き来しながらフリーランスとして活動中。マスコミ、金融機関や、個人投資家向けに情報提供を行っている。大和総研勤務時代に1994年から9年間、北京に駐在、中国経済、個別企業の調査を担当。それ以来、中国経済、企業に関する情報提供をライフワークとしている。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
【著書】
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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