たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!!

田代尚機(たしろ・なおき)

TS・チャイナ・リサーチ代表。
1958年愛知県出身。大和総研勤務時代、北京に9年間駐在し、引受リサーチ、中国エコノミスト、中国株担当アナリストなどを担当。その後、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立。個人投資家、機関投資家向けに中国株投資に関する助言・情報提供などを行う。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。現在、マネックス証券で「田代尚機の注目5銘柄」を掲載中。その他、SBIサーチナ、日経CNBC、ストックボイスなど、メディアへの出演・寄稿多数。

【著書】
・中国株二季報
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

ホームページ

メルマガ

【週刊中国株投資戦略レポート】

相場の流れや注目銘柄など、実践で活用できる価値ある情報をご提供しております。

発行:GLOBAL LINK ADVISERS(有料)

詳細ページ

メルマガ

【中国株投資レッスン】

投資に関する知識はもちろん、中国香港の旬な話題も取り上げています。

発行:まぐまぐ!(無料)

詳細ページ

レポート

【マネックス証券中国レポート】

マネックス証券中国株取引欄にて、毎月中国レポートを配信。投資戦略や注目の5銘柄などを紹介しております。

発行:マネックス証券(無料)

詳細ページ

書籍

リンク用バナー

当ブログはリンクフリーです。
バナー画像はこちらをお使いください。

トレトレブログ

トレトレおすすめブログ

本土株、今週は200日移動平均線を巡る攻防?!

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

中国株投資家のみなさん、こんにちは。

上海総合指数、200日移動平均線でリバウンド!!

先週の上海総合指数は▲0.83%下落した。11月28日から12月5日までの6営業日、市場で強く意識された節目である3300ポイントをかろうじて死守してきたものの、6日(水)は3300ポイント割れで寄付いてしまった。
この日は3254.61ポイントまで急落、その後はもどしたもの、3300ポイントまでは戻しきらなかった。7日(木)、8日(金)は6日の安値と3300ポイントの間での値動きとなっている。

20171214_tashiroshanhai.png

そのほかの指数は1週間の騰落率だけ示しておく。上海50指数は0.81%上昇、上海深セン300指数は0.13%上昇、深セン総合指数は▲1.32%下落、中小企業板指数は▲1.32%下落、創業板指数は▲0.69%下落となった。

1日(金)の「"現金貸出"業務の規範整理整頓に関する通知」に続き、6日(水)には「商業銀行流動性リスク管理弁法(修正意見徴収稿)」が公表された。
銀行業監督管理員会は「2014年3月に商業銀行流動リスク管理弁法(試行)を実施して以来、銀行経営の進化、金融市場の発展と共に監督管理環境が変化したため、修正することになった」と説明している。

主な修正のポイントは、

(1)新たに3つの指標を導入すること、

(2)流動性リスク観測システムを更に一歩進んで改善すること、

(3)日々の流動性リスク管理、融資管理など、流動性リスク管理に関する要求をより細かくすることなどである。

銀行経営に対して管理がより細かくなるのであるから、たとえばリスクは高いが収益機会の大きい理財商品、銀行経営上、効率の良い住宅ローン、不動産向け貸出の拡大はこれまで以上に難しくなる。
検査強化の目的は金融リスクの縮小であり、レバレッジの縮小である。株式市場には厳しい政策である。

先週の銀行間市場金利動向についてみると、翌日、1週間、2週間物については下落傾向を示している。

銀行側にパニックが起きているわけではないが、1か月、3ヵ月、6か月、9カ月、1年物については上昇傾向が続いている。
短期資金(1年未満)の需給がタイトだといった状況は変わらない。

20171214_ginkoukan.png20171214_ginkou2.png

ただし、10年物国債利回りをみると、3.9%を少し超えたあたりで横這いとなっており、11月下旬の4%超え以降は落ち着いた動きとなっている。銀行間市場金利水準は1か月で4%を超えている。

また、中国で商業銀行の支店を除いてみればわかるが、5万元程度が最低単位となるが、3か月で予想利回りが4%を超える金融商品が普通に出回っている。

そうした現状から考えれば10年物国債利回りが4%を下回っている方が異常と言えるかもしれない。

20171214_kokusai10.png

金利が落ち着いた状態であったことから、幸いにも上海総合指数が3300ポイントを割れても投げ売りが起きなかったが、8日(金)に3300ポイントを超えることができなかったことで、今週は3300ポイントが大きな抵抗線として意識されそうである。

下方は200日移動平均線が3260ポイントあたりにあり、そこが一つの支持線となりそうである。

買い材料として最も強力なのは好業績であるが、中国の場合、上場企業の決算はすべて12月に統一されている。

そのため、2017年12月期の決算発表が本格的に始まるのは3月に入ってからである。決算がほぼ固まったあたりで業績予告を行う企業が多いが、それにしても、それが相場で注目されるのはやはり年明け後である。

12月は来年の経済政策を決める中央経済工作会議が開かれるが、10月の共産党大会での長期計画(習近平国家主席の報告)や最近の政策の流れからすれば、供給側改革、環境対策や金融リスクの縮小、不動産投機の抑制などが重視されそうだ。

戦略的振興産業育成などの成長戦略については投機の発生を防ぐ方法をしっかりと確立しない限り、積極的には打ち出せないだろう。それはPPPについても同様である。

そう考えると、12月の戻りは弱く、1月は不安定な相場となりそうだ。逆に言えば、この間に大きく成長株が下がる可能性があり、買い急ぐ必要はなさそうだ。

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

『メルマガ:週刊中国株投資戦略レポート』
相場の流れや注目銘柄など、 実戦で活用できる情報をお求めの方にオススメ!
発行:GLOBAL LINK ADVISERS (有料) 
詳細はこちら

『書籍:中国株二季報2017年夏秋号』
中国株投資には必読の一冊。
中国・香港上場企業の最新情報がまとめられた、 最強のデータブック!
詳細はこちら

―――――――――――――――――――――――――――――――――

  • 記事URL
  • はてなブックマーク
トレトレ会員登録でもれなく3mBTCプレゼント!

11日の上海総合指数は0.98%上昇、3300ポイント回復!!

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

中国株投資家のみなさん、こんにちは。

11日(月)の上海総合指数は前日の終値近辺で寄り付いた後、しばらくは3300ポイントを巡る攻防が続いたのですが、一旦そこを上に抜けると下値の堅い動きとなり、大引けにかけて買われ、高値引け、日足チャートは陽線となりました。

この日は全面高の展開。自動車、化学薬品、白物家電、小売、ホテル・レストラン、通信サービス、半導体・部品、メディア、食品加工などが大きく買われました。

先週は6日(水)に3300ポイントを割り込んでしまい、その後戻したのですが、8日(金)の終値では3300ポイントを回復できないでいました。

20171211A.png

また、11日(月)の創業板指数は1.38%上昇しました。

5日(火)に2.18%下落した後は、戻り歩調となっています。

20171211B.png

11日(月)の上海50指数は1.18%高となり、こちらも底値を付けるような動きとなってきました。

20171211C.png

大型株から小型材料株まで、底打ちしそうな気配がしてきました。

ただし、出来高が増えてきているわけではないので、現状では自律反発に過ぎない状態だと考えています。

小型材料株に関しては、128日、中国共産党中央政治局が国家ビッグデータ戦略に関する会議を開いており、それが材料視されました。

習近平国家主席は、「ビッグデータの発展は日進月歩である。我々は時局を詳細に分析し状況の変化を予想、しっかりと計画を練り、先回りをして主導権を奪う」と発言、具体的な発展戦略について語っています。

1128日の「"インターネット+先端製造業"を深め工業インターネットを発展させるための指導意見」(意見)の発表に続き、成長戦略に繋がる話題が出てきたことで、戦略的振興産業に対する見通しが改善しつつあります。

内部の会議なので、開催日程が定かではないのですが、今週後半から来週前半にかけて、来年の経済政策の方針を決める中央経済工作会議が開かれる見通しです。

10月の共産党大会で発表された長期計画(習近平国家主席の報告)の内容や最近の政策の流れからすれば、供給側改革、環境対策や金融リスクの縮小、不動産投機の抑制などが重視されそうです。

ただ、成長戦略への期待が低いだけに、逆にサプライズとなる材料があれば、中小型株は底打ち上昇となりそうです。

そうなれば、上海総合指数も上値の高いところを抜ける可能性も出てきそうです。

少しですが、明るい兆しも見えてきました。

 

 

 

 

 

 

 

  • 記事URL
  • はてなブックマーク
トレトレ会員登録でもれなく3mBTCプレゼント!

本土、香港共に調整か?!

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

中国株投資家のみなさん、こんにちは。

上海総合指数の3300ポイント割れを待つ!!

中国人民銀行、中国銀行業監督管理委員会は、"インターネット金融リスク、P2Pインターネット貸出リスクを専門に整理整頓する業務領導グループ弁公室"を通じて12月1日、「"現金貸出"業務の規範整理整頓に関する通知」(通知)を発表した。
これによって、これまで監督管理の不十分であったインターネット小規模貸出業務について、違法行為が排除され、監督管理が強化されることになった。

国家インターネット金融安全技術専門家委員会によれば、11月19日現在、現金貸出を行うプラットフォームは2693社、全体の利用者は1000万人近くに及び、一人当たり平均借入金額は1400元(2万3800円相当、1元=17円)である。
これに対して、全国各省が既に認可したインターネット少額貸出免許は249社に過ぎない。
小口の現金貸出を行うようなところは実体として、その多くがインターネット業務を行っている。実際に現金貸出業務の登録さえしていないところも加えれば、非常に多くの潜りの業者が存在している。当局はこうした業者の処分を開始したのである。

実態として、無条件、用途無指定、あらゆる顧客が対象、無担保といった現金貸出業務が急速に拡大している。こうした貸出は、一部の消費者に対しては、正常な消費信用貸出需要を満足させるといった効果があるだろう
(ルール違反をしていても、それが社会の役に立つのであれば、それはルールが間違っているのであって、当局はルール違反を大目に見るというのが中国の管理方法である)。
しかし、それ以上に、過剰融資、重複融資、不当催促回収、高利貸、個人情報の漏洩など、金融リスクや社会リスクを冒すような悪影響を見逃すことができなくなってきた。

今回の通知によって、監督管理を行う地方機関に対して、一旦新たな業者認定を停止させると同時に、あらゆる「無条件、用途無指定、あらゆる顧客が対象、無担保といった現金貸出」業務を停止させ、残高は全て期間到来とともに清算させるといった内容である。金利については36%制限を厳守するように伝えている。

今回の件は、表面的には、中小のノンバンクであったり、地方政府の監督管理部門における問題であったりするが、こうしたノンバンクに積極的に資金を供給した銀行にも責任の一端がある。

中国人民銀行、中国銀行業監督管理委員会は、金融レバレッジの縮小を進めているが、これはオフバランスの貸出、質の悪い貸出を減らし、銀行のバランスシートを調整させることにある。
当局としては、こういうことがあれば、ほかに質の悪い貸出があるかもしれないと考え、管理を強化するだろう。こうした銀行への監督管理の強化が資金供給の減少となりかねない。

先週の上海総合指数は1.1%下落した。上海50指数は3.2%下落、上海深セン300指数は2.6%下落するなど、大型株の下げが厳しい。
一方、深セン総合指数は0.3%下落、中小企業板は1.1%下落したが、創業板は1.2%上昇している。先に下げていた中小型株は12月1日、一旦リバウンド局面に入っている。

20171207_tashiroshanghai.png20171207_tashiro50.png20171207_tashirosougyou.png
小型材料株に対しては先週、好材料があった。「"インターネット+先端製造業"を深め工業インターネットを発展させるための指導意見」(意見)が発布された。
意見では、条件に合った工業インターネット企業が域内外の各資本市場において資金調達することを支持している。

中国のインターネットに関して、3つの発展目標を掲げている。

(1)2025年までに各地区、各産業の工業インターネット網の基礎設備を基本的に建設し、工業インターネット標識解析システムについて、健全に規模が拡大するよう推し進め、基本的に国際競争力を有したインフラ設備や産業システムを形成する

(2)2035年までに、世界をリードする工業インターネット網インフラ設備とそのプラットフォームを完成させる

(3)今世紀中頃までに、工業インターネットの創新発展の能力、技術産業システム、融合応用などにおいて全面的に世界最先端の水準とし、総合的な実力で世界のトップレベルに入る

また、主要任務として以下の7点を挙げている。

1.インターネット網の基礎を固め、インターネット網を改善し、コストを下げ、標識解析システムの建設に推進する

2.プラットフォームシステムを作り、いろいろな施策に分けて、それらを同じように推し進め、絶えず調整し、多層でシステム化されたプラットフォームを形成し、プラットフォームの運用能力を高める

3.産業支援を強化し、カギとなる共通性の高い技術を攻略する力を強くし、統一、総合、開放的な工業インターネットシステム建設を加速し、製品とソリューション供給能力を引き上げる

4.融合応用を促進し、大型企業工業インターネットの創新、応用レベルを引き上げ、中小企業工業インターネット応用技術を普及させる

5.生態システムを改善し、工業インフラ創新センターを建設し、効果的で整合性のとれた高等教育機関、科学研究所、企業創新リソースを作り上げる。
 工業インターネット産学共同創新プロジェクトを建設し、中央地方の連動性、区域間の相互補完といった共同発展メカニズムを形成する

6.安全防犯保護能力を引き上げ、データの安全保護体系を打ち立て、安全技術手段建設を推進する

7.開放合作を推し進め、国内外の企業が領域を超え、全産業チェーンが緊密に協力し合うことを奨励する

5Gネットワーク投資は4Gネットワークに比べ規模が大きくなると言われている。ハードの技術的な水準は既に国家の要求水準に近づいているようだ。関連メーカーの業績を見る限り、5G投資は既に前段階が始まっている。

長期投資を目的とした機関投資家や一部のファンドなどでは、中小型成長株への潜在的な買い意欲は強いはずである。

短期的には、金融当局の厳しい監督管理によって資金供給がタイトな状態が続きそうである。その原因が、金融機関の側にもあることから、株価下落といった悪影響の対価を払っても管理強化を進めるといった当局の強い意志が感じられる。
そうした状況で、国家隊や長期投資家が目先の調整を予想すれば、無理に買ってくることはないかもしれない。

上海総合指数は3300ポイントでかろうじて止まっている感があり、反発力は弱く、テクニカルに見れば、3300ポイントを割れる可能性が高いように思う。
もし割れるとすれば、次のサポートラインは52週移動平均線となり、3230ポイントあたりで一旦止まりそうである。

3300ポイントを下回らないとすれば、国家隊が買いに入るか、中小型成長株の将来性を評価する機関投資家たちが買いに入るかといったところであろう。

個人投資家としては、上海総合指数が大きく下げ、中小型成長株が連れ安するところを待ちたいところでもある。下がれば買いのチャンスとなろう。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

『メルマガ:週刊中国株投資戦略レポート』
相場の流れや注目銘柄など、 実戦で活用できる情報をお求めの方にオススメ!
発行:GLOBAL LINK ADVISERS (有料) 
詳細はこちら

『書籍:中国株二季報2017年夏秋号』
中国株投資には必読の一冊。
中国・香港上場企業の最新情報がまとめられた、 最強のデータブック!
詳細はこちら

―――――――――――――――――――――――――――――――――

  • 記事URL
  • はてなブックマーク
トレトレ会員登録でもれなく3mBTCプレゼント!

4日の上海総合指数は0.24%下落、3300ポイントの攻防続く!!

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

中国株投資家のみなさん、こんにちは。

4日(月)の上海総合指数は安寄り後、狭いレンジでの売り買いが続きました。

下値は3300ポイントが支持線として、上値は5日移動平均線である3323ポイントが抵抗線として意識されたとみています。

時価総額ウエートの高い銀行の下げが小さかったので、上海総合指数は0.24%しか下げていないのですが、上昇したセクターは、飲料、空港・空運ぐらいしかありません。

新材料、環境インフラ、通信設備、光学部品、電子部品、製紙、自動車などが大きく売られました。

先週は27日(月)に0.94%下げた後は、4日連続で3300ポイントを試す動きとなりました。4日(月)も加えると5日連続です。

20171204A.png

また、4日(月)の創業板指数は0.38%下落しました。

1日(金)には1.94%上昇、大きくリバウンドした後の調整となりました。

20171204B.png

先週は期待された大型株が売られる展開となりましたが、4日(月)の上海50指数は0.67%高となり、8営業日ぶりの上昇となりました。

20171204C.png

株価下落のきっかけとなった金融監督管理強化の問題ですが、121日、「"現金貸出"業務の規範整理整頓に関する通知」(通知)が発表されました。

これによって、これまで監督管理が不十分であったインターネット小規模貸出業務について、違法行為が排除され、監督管理が強化されることになりました。

この問題についてはひとまず決着がついたのですが、金融監督管理が全体的に今後さらに強化されるのかどうかわかりません。

4日のインターバンク市場金利ですが、1か月未満は下がり、1か月以上は上昇が続くといった状況でした。

4日(月)の国債(10年)利回りについては3.91%で1日(金)と比べ0.3ベーシスポイントほど下げています。

この先の金利見通しについて、まだ楽観できるような状態ではなさそうです。

何か好材料がない限り、上海総合指数の3300ポイント割れは防げないように思います。

ただ、割れたとしても、3260ポイント弱あたりに200日移動平均線があります。一旦そのあたりでは止まるでしょうから、急落程度で、暴落とはならないとみています。

 

 

 

 

 

 

 

  • 記事URL
  • はてなブックマーク
トレトレ会員登録でもれなく3mBTCプレゼント!

金融業に対する監督管理強化の行方に注目

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

中国株投資家のみなさん、こんにちは。

本土市場、当局の金融市場への監督管理強化が懸念材料!!
先週は本土市場の見通しについて書いた。

上海総合指数は、上げ下げを繰り返しながらもゆっくりとした上昇が続きそうだと書いた。半年程度の見通しであれば、その通りだと思うが、12月、1月に限れば少し押し目を形成する可能性も出てきた。

20171130_tashiroshanghai_.png
先週の各指数の騰落率を整理してみると、上海50指数は▲0.07%下落、上海深セン300指数は▲0.40%下落、上海総合指数は▲0.86%下落、深セン総合指数は▲1.62%下落、中小企業板指数は▲0.90%下落、創業板指数は▲2.79%下落した。

創業板指数の下げがより厳しくなってきた。他の指数と同様、週前半は戻り歩調となったものの、戻りは弱く、逆に週後半の下げはきつかった。200日、75日移動平均線を大きく下回っており、売買代金も低迷している。
テクニカルだけをみると、上値が重く、しばらく調整しそうなチャートとなってきた。

20171130_tashirosougyou_.png
24日の中国証券報によれば、今年12月から売買制限株の売買解禁となる銘柄が増える。12月の規模は3804億5600万元で、2018年1月は4626億4000万元に達する。これは2016年以来最大の規模である。

IPO後一定期間経過したことによるロックアップ解除であることから、関連銘柄は中小型株が多い。小型材料株には今後も需給面で大きな悪材料があるということだ。

金融監督管理の面では、大きな問題がひとつ浮上してきた。中国人民銀行、銀行業監督管理員会(銀監会)は11月23日、少額貸出業務を整理整頓するための業務について話し合うために会議を開催している。
参加者の一人は、「この会議は内部の検討段階のもので、正式に決定されるには関連政策の策定などが必要である。

ただ、今日会った銀監会のメンバーによれば、現在銀監会内部で起草しているインターネット少額貸付管理弁法について、発布の時期は既に確定しており、来週には発布されるだろうと発言していた」などと話している。

株式市場では銀監会は一刀両断に現在の貸出プラットフォームを整理整頓するのではないかといったうわさが流れている。どうもそうではなさそうだが、整理整頓されることには違いはない。こうした少額貸出による資金が株式市場に流れていないはずはない。
こうした資金の性質は多分に投機的であるとみられ、中小型株への流入が多いはずだ。この点も、中小型株に対しては不利な要素である。

当局はその周辺も含め金融業界全体の行儀の悪さを正そうとしている。そのことは、金融レバレッジの縮小や銀行業界への監督管理の強化を通じ、資金供給を狭めることになりそうだ。

前回のレポートではインターバンク金利について、3か月、6か月、9カ月、1年物が急騰していることを示したが、そうした状況が先週も続いた。

20171130_tashiroginnkou_.png20171130_tashiroginnkou2_.png

中国10年国債利回りでも同じような動きとなっている。9月下旬には3.6%程度であった利回りは上昇を続けており、23日には一時4%を上回る水準まで上げている。

金利上昇は株式市場において大きな懸念材料となっている。

12月は、ファンドの決算月となるため、ファンドの売り買いが盛んになって上がり易いといった説、年末に向けて換金売りが出るといった説、金融機関の決算月となるため、資金供給が出にくく、下げ易いといった説などがある。
アノマリーが気になるところである。

上海総合指数について、過去20年間(1997~2016年)の月別平均、標準偏差を計算したのだが、12月の成績は悪くない。4月、3月、2月に続いて4番目に高く2.3%上昇している。
ただし、標準偏差は6月に次いで高い。つまり、ばらつきが大きい、或いはリスクが大きいと言い換えても良いだろう。

20171130_tashirohyujyun_.png
今年に入って上海総合指数が大きく調整したのは4月中旬からから5月の中旬にかけてである。4月11日から5月11日にかけて6.9%下落したが、この時は4月1日に河北雄安新区設立が決まったことで、関連銘柄が連日ストップ高となった。
これに対して、証券監督管理委員会は投機的取引を止めさせるために売買停止規定を変更したり、個別企業ごとに株価急騰に繋がるようなファンダメンタルズの変化は存在しない趣旨の公告を出させたりした。

証券会社に対する指導も強化した。こうした監督管理の強化が株価下落に繋がった。

過去の急落局面をみると、ほとんどが当局による金融市場への引き締めか、株式市場への監督管理強化が原因となっている。インターネット金融をターゲットとした取り締まりが発端となって金融市場全体の監督管理強化に繋がらないことを祈るばかりである。

当局は、本土市場をゆっくりとした上昇相場が続くような市場にしたいと考えており、下落すれば国家隊や機関投資家、海外投資家の買いが入ると予想されることから、上海総合指数が2016年1月のように、一方的に下落する可能性は小さいとみている。

ただし、12月、1月は今年の春と同程度の押し目を形成する可能性はありそうだ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

『メルマガ:週刊中国株投資戦略レポート』
相場の流れや注目銘柄など、 実戦で活用できる情報をお求めの方にオススメ!
発行:GLOBAL LINK ADVISERS (有料) 
詳細はこちら

『書籍:中国株二季報2017年夏秋号』
中国株投資には必読の一冊。
中国・香港上場企業の最新情報がまとめられた、 最強のデータブック!
詳細はこちら

―――――――――――――――――――――――――――――――――

  • 記事URL
  • はてなブックマーク
トレトレ会員登録でもれなく3mBTCプレゼント!
300円相当ビットコインプレゼント
「ステキな時間 | Have a good time !」ペアご招待券プレゼント
HSBC香港活用マニュアルセット
CCM香港 海外法人設立Wキャンペーン
トレトレ会員無料登録はこちら
トレトレLINE@公式アカウント登録
トレトレ公式facebookページ
TRADETRADE Twitter
香港ポスト
マカオ新聞
ビットコイン研究所

最近のブログ記事

月別アーカイブ

▲ TOPへ戻る

スマホサイトを表示