今年の春節聯歓晩会、カンフーの達人と化した人型ロボット“武BOT”登場!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
香港市場は春節のため、17日(火)から3営業日、休場となります。
取引再開は20日(金)からとなります。
参考として、16日(月)までの主要2指数のチャートを示しておきます。


毎年旧暦の大みそかに生放送で行われる春節聯歓晩会が16日(火)午後8時から行われ、昨年に続き今年も人型ロボットが登場、人々の注目を集めました。
春節聯歓晩会とは日本のNHK紅白歌合戦にコントや漫才、各地の催しの中継を組み合わせたバラエティーに富んだ番組です。
本土メディアによれば、今年は中央テレビ局だけで5億7800万人、ネット上の配信などすべてのメディアの合計では延べ135億人が視聴したという驚異的な視聴者数を誇る宣伝効果のある番組です。
歌謡の部分ではAI、ARをふんだんに使った演出がみられ、この部分での発展が大きく強調されていましたが、それ以上に人目を引いたのは人型ロボットによる演出です。
昨年の春節聯歓晩会では宇樹科技の人型ロボットがハンカチ回しの芸を披露、その精度の高さが広く世間に広がることになりました。
日本のマスコミもいち早く反応したのですが、春節明け後の株式市場でも人型ロボット関連銘柄が物色される相場となりました。
今年も宇樹科技の人型ロボット「武(ウ)ボット」が10体以上登場し、ヌンチャクを使ったカンフー、酔拳を披露、子供たち相手に立ち合いをしたり、体操床運動で行われるような3連続バク転を行ったり、走って壁をけりバク宙をしたり、跳躍板を使っての2メートル以上高い位置での宙返りをした上での着地をしたり、ほとんどの人間の運動能力を超えるまでに技術が進歩してい様子が映し出されました。
これを見てわかることは、工場、倉庫内での単純労働はもちろんですが、建設現場、家庭内での労働もできそうです。
さらに、軍事面では、大量のロボットを同時に正確に動かせることから、群狼作戦などに使えるといった見方もあるようです。
人型ロボットは呼吸をする必要がないため、空気の薄い場所、汚染された場所での作業も可能です。
恐怖心がないため、高所や危険な場所でもパフォーマンスは落ちません。
戦車が走行できないような複雑な地形でも走行することができたり、ドローンを飛ばすことのできない地下道などでの活動ができたりするので、軍事的に脅威だとする専門家もいます。
米国ではAIエージェントの登場でホワイトカラーの職が奪われるといった危機感が高まっていますが、AIを搭載した人型ロボットは完全に人間の労働を代替する存在となるでしょう。
現時点で「武(ウ)ボット」は非売品ですが、性能の少し落ちる人型ロボットH1/H2は2025年に5500台生産しており、2026年にはH2の生産能力を5万台に引き上げる計画です。
ちなみに、性能の高いH1の販売価格は約65万元(1443万円、1元=22.2円で計算)、普及型のH2は19万9000元(421万8000円)です。
コアとなる部品の国内調達率は95%以上となり、他社を含め人型ロボットのサプライチェーンは中国に集中しています。
今年は人型ロボットの量産化元年となりそうです。

