15日の上海総合指数は0.26%安、景気の悪さへの失望と政策期待が交錯!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
15日(月)の上海総合指数はわずかに高寄りしたものの、終日狭いレンジでの取引が続きました。
大引けにかけてやや売りに押されたことで、終値は0.26%安の3860.50ポイントで引けました。
セクター別では、ゲーム関連、自動車部品などが買われました。
一方、貴金属、軍事関連などが売られました。

15日(月)の創業板指数は1.52%高となりました。

15日(月)の上海50指数は0.20%安となりました。

上海総合指数は8月26日(火)、9月2日(火)を天井とするダブルトップを形成したようにも見えましたが、9月11日(木)に1.65%上昇したことで再び高値更新を目指す展開となりました。
ただ、12日(金)、15日(月)は上値の重い展開となっています。
国家統計局は15日(月)現地時間10:00、8月の経済統計を発表しました。
結果は以下の通りです。
鉱工業生産:5.2%増(前月と比べ▲0.5ポイント、市場予想と比べ▲0.4ポイント)
小売売上高:3.4%増(〃▲0.3ポイント、〃▲0.4ポイント)
固定資産投資(累計):0.5%増(前月累計と比べ▲1.1ポイント、〃▲1.0ポイント)
全国不動産開発投資(累計):▲12.9%減(前月累計と比べ▲0.9ポイント)
商品不動産販売面積(累計):▲7.3%減(〃▲3.3ポイント)
商品不動産在庫面積(月末):+3.1%増(前月末と比べ▲0.3ポイント)
その他の統計も示しておきます。
輸出(ドルベース):4.4%増(前月と比べ▲2.8ポイント)
輸入(ドルベース):1.3%増(〃▲2.8ポイント)
CPI:▲0.4%(〃▲0.4ポイント)
PPI:▲2.9%下落(〃+0.7ポイント)
生産も消費、外需も鈍化していますが、一番厳しいのは投資です。
中でも不動産投資の落ち込みが顕著です。
これまで打ち出されてきた政策の効果についてですが、わずかに反内巻(過当競争防止)政策の効果がPPIの改善につながったことぐらいしか見当たりません。
国家統計局のチーフエコノミストである付凌暉氏は15日の記者会見において「外部環境は複雑で厳しく、不安定・不確定要素は非常に多い。
国内市場は供給が強く需要が弱く、一部の企業の経営は困難である。
今後、マクロ政策による調整を強化し、内需の潜在力を有効に引き出し、改革開放を深め、国内の大循環を強化し、内外市場の相互の循環を促進し、穏やかで健康的な経済発展を推し進めなければならない」などと発言しています。
景気が悪いので一旦売っておきたいと考える投資家と、景気が悪ければ政策が打ち出されるので買っておきたいと考える投資家の綱引きのような状態です。
とはいえ、上海、深セン両市場合計の売買代金をみると2兆2774億元で、先週末よりも▲2435億元減少しています。
様子見の投資家が多いといった見方もできるでしょう。
国務院新聞弁公室は大引け後、17日(水)現地時間午後3:00から、商務部、国家発展改革委員会、文化旅行部、中国人民銀行の責任者を招いて、サービス消費拡大に関する政策措置について、記者会見を行うと発表しています。
投資家としては、その内容をみた上で、ポジションをどうするのか検討したいところです。
セクター別ではゲームが買われています。
完美世界(002624)がストップ高、三七互娯網絡科技集団(002555)が6.41%高、巨人網絡集団(002558)が6.14%高と上昇しています。
特別な材料があったわけではないのですが、小さなセクターだけにこのセクターを推奨するアナリストがおり、ファンドの資金が入り、セクター全体で買われたのではないかとみています。
出遅れセクターへの循環物色の一環といった見方も出来るでしょう。
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