8日の上海総合指数は0.38%高、上値の重い展開!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
8日(月)の上海総合指数はわずかに安寄り後、すぐに上昇に転じたものの、上値は重く、終日狭いレンジでの取引が続き、終値は0.38%高の3826.84ポイントで引けました。
セクター別では、PEEK材料、新エネルギー絡みの金属などが買われました。
一方、保険、銀行、証券、旅行・ホテルなどが売られました。

8日(月)の創業板指数は0.84%安となりました。

8日(月)の上海50指数は0.08%安となりました。

上海総合指数は8月26日(火)、9月2日(火)を天井とするダブルトップのような形となっていますが、5日(金)、8日(月)と戻したことで、上値抵抗線を試す動きとなっています。
上海、深セン両市場合計の売買代金は2兆4187億元で先週末と比べれば少し増えてはいますが、ピークアウトした感もあります。
創業板指数は高値圏でのもみ合いとなっていますが、出来高は減ってきています。
テクニカルにみれば、上海総合指数、上海50指数(大型株の代表)、創業板指数(中小型株の代表)ともに、スピード調整、押し目があってもおかしくない感じとなっています。
税関総署は8日(月)、8月の貿易統計を発表しました。
輸出は4.4%増で、前月よりも2.8ポイント低く、輸入は1.3%増でこちらも2.8ポイント低いといった結果になりました。
役所の休日数によって若干影響を受けたかもしれません(今年の8月は昨年と比べて休日が1日多い)。
アナリストの市場コンセンサスと比べても少し低いようですが、いずれもプラスを維持しており、外需、内需に大きな変化があったようなレベルではありません。
相場への影響もなかったといったよいでしょう。
セクター別ではPEEK材料、新エネルギー絡みの金属といったところが買われています。
PEEK材料では、広州天賜高新材料(002709)、浙江中欣フツ材(002915)がストップ高、寧波華翔電子(002048)が9.02%高、新エネルギー絡みの金属では江西カン鋒リチウム(002460)が9.06%高、盛新リチウム集団(002240)が7.43%高と上昇しています。
国家発展改革委員会、国家エネルギー局は8日、「“AI+”エネルギーの高い質の発展を推し進めることに関する実施意見」を発表しました。
エネルギー領域におけるAIによるイノベーションの応用技術を高めることを主な目的としています。
「2027年までにエネルギーとAIを融合したイノベーションシステムを初歩的に打ち建て、計算力と電力の協調発展の基盤を継続して確かなものとし、AIがもたらすエネルギーに関するコアとなる技術の習得においてはっきりとしたブレークスルーを達成させ、AIの応用を更に深く拡大させる。
2030年までに、エネルギー領域におけるAIの専門的な技術とその応用が全体として、世界の最先端に達するように導く。
計算力と電力の協調発展メカニズムが更に一歩進んで改善され、グリーン、経済、安全、高効率となる計算力を用いたモデルを打ち建てる」
などとしています。
最も重要なポイントはAIによって電力網を最適化することだとみています。
電力の需給予測や、それに基づき新エネルギーによる不安定な出力の電力を効率的に利用することなどが盛り込まれています。
具体的な銘柄に落とし込んでいくと、新エネルギー自動車の部品絡みにたどり着きます。
PEEK材料、リチウム金属など固体電池関連が、電力網のAI化などに伴い需要が拡大するのではないかといった見方なのだと思います。
国家主導でイノベーションが加速する分かり易い事例ともいえそうです。
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