12日の上海総合指数は0.14%安、商い閑散!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
12日(月)の上海総合指数は安寄り後、終日狭いレンジでの値動きとなりました。
終値は0.14%安の2858.20ポイントで引けました。
セクター別では、環境設備、バイオ医薬などが買われました。
一方、教育、不動産、旅行・ホテル、ゲーム関連などが売られました。
12日(月)の創業板指数は0.20%安となりました。
12日(月)の上海50指数は0.05%安となりました。
この1週間の上海総合指数の値動きをみると、下げ渋る展開が続いています。
12日の両市場における売買代金は4959億元で、年初来最低水準を更新しています。
創業板の下げが相対的に厳しく、地合いはあまりよくありません。
9日には7月の物価統計が発表されました。
消費者物価指数は0.5%上昇で、前月よりも0.3ポイント高く、市場予想を0.2ポイント上回りました。
生産者物価指数は▲0.8%下落で、前月と同じ、市場予想を0.1ポイント上回りました。
消費者物価指数については前月比では0.5%上昇で、6月の▲0.2%下落から大きく変化していますが、主に供給側の要因から豚肉価格が急騰するなど、消費需要が回復してきて物価が上がっているというような感じではありません。
より市場の注目度の高い川上側では変化が見られなかったこともあって、材料視されませんでした。
15日(木)には7月の経済統計が発表されますが、7月の製造業PMIが予想よりもわずかに良かったとはいえ50割れが続いている状況では大して期待は持てそうにありません。
ただし、不動産投資の部分については好転してくるかどうか気になるところです。
買い手不足は否めません。
一方で、いろいろな形で当局から市場介入があるかもしれないとの見通しがあるので、ここで売ってくる投資家も少なく、結果として薄商いの様子見相場が続いているといった状況です。
個別セクターでは、不動産、旅行・ホテルといったところが売られています。
不動産セクター指数をみると、7月30日の中央政治局会議が終了した後、何となく買われており、先週末も買いが入っていたのですが、週明けは資金が抜けています。
旅行・ホテルも、中央政治局会議以降買われていたのですが、先週は高値圏でのもみ合いとなり、週明けには大きく売られています。
上昇したセクターでは、環境関連が目立ちました。
北京雪迪龍科技(002658)、宇通重工(600817)などがストップ高まで買われています。
11日に環境関連の政策が発表されており、2030年までに省エネ環境保護産業の規模を15兆元前後にすること、非化石エネルギー消費量の比率を25%前後に高めることなど、政策目標が示されたことで材料視されました。
そのほか、WHOは8月6日、ジュネーブで記者会見を開いた際、80以上の国家で新型コロナ患者数が増えていると発表しています。
この辺りを手掛かり材料として、バイオ医薬関連の材料株が買われています。
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