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3日の上海総合指数は0.27%安、下げ渋る!!

2024/06/03

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

3日(月)の上海総合指数はわずかに安寄り後、一旦先週末終値比でプラスを回復するなど、前場は比較的堅調でしたが、前引け直前あたりから後場にかけて売りに押されました。

ただ、大引けにかけて戻したことで、日足チャートは陰線ながら、少し長めの下髭を付けています。

終値は0.27%安の3078.49ポイントで引けました。

セクター別では、半導体・部品などが買われました。

一方、貴金属、EC関連、不動産などが売られました。

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3日(月)の創業板指数は0.79%高となりました。

3日(月)の上海50指数は0.28%高となりました。

本土市場は政策期待で買われてきましたが、5月17日に大規模な複数の不動産関連の政策が打ち出されたことで、一旦材料出尽くしとなりました。

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後は不動産関連、マクロ経済関連の指標改善を待つといった段階となっています。

肝心の足元の経済についてですが、5月31日に発表された5月の官製・製造業PMIは49.5で前月と比べ▲0.9ポイント悪化、市場予想を▲0.9ポイント下回りました。

新規受注が49.6で前月から▲1.5ポイント悪化、3か月ぶりに50を切ってきました。

受注が弱いので生産も振るわず、生産指数は50.8と50は超えていますが、前月と比べると▲2.1ポイント悪化しています。

ただ、こうした需要不足も、大規模な設備更新、消費品に関する以旧換新政策により、6月以降は持ち直すのではないかといった期待が高まっています。

また、マクロ面では長期特別国債の発行加速による重点プロジェクト建設の支援とか、政府部門の投資加速によるミクロ面での受注増、積極的な政策発動による企業経営者の将来に対する見通しの改善とかへの期待もあります。

足元の数字の悪さも景気見通しに大きな影響を与えることはないと多くの市場関係者はみているようです。

6月3日に発表された財新による中国製造業PMIは51.7で前月を0.3ポイント上回り、市場予想を0.1ポイント上回りました。

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こちらの統計では「政策効果が出始めており、足元の景気が回復に向かいつつある」と読み取れます。

欧米系機関投資家は財新、マークイットによる製造業PMIをより重視する傾向にあり、自分たちの楽観的な見通しに自信を深めたようです。

ハンセン指数は1.79%高と上海総合指数とは対照的に上昇しています。

本土については、不動産市場回復、あるいは景気回復を示すデータ待ちといったところです。

セクター別では半導体・部品が買われています。

PCBメーカーの滬士電子(002463)が7.04%高、半導体製造装置の北方華創科技集団(002371)が5.29%高、PCBなど電子部品を製造する広東汕頭超声電子(000823)が4.62%高と上昇しています。

引き続き、5月24日に設立された国家集積回路産業投資基金第三期の投資先を予想する話で、関連銘柄が買われています。

最先端の半導体ウエハー製造、半導体製造装置、中国の弱い部分であるIC設計とかパッケージあたりの領域に資金が投入されるのではないかと予想するレポートがセルサイドから入れ代わり立ち代わり出ています。

NVIDIAは生成AIのための新製品となるGPU「Blakwell」の生産を開始したと伝わり、この性能の高いGPUを使いこなすには銅線高速接続において電磁障害を遮断する技術が必要だということで、関連銘柄が買われたりしています。

ただ、こちらは日本人の買えない創業板銘柄ばかりとなっております。

下げたセクターでは市況がらみの貴金属、統計データの改善待ちとなっている不動産関連の下げが目立ちました。

また、先週越境ECに関する政策情報が出たことで買われていたEC関連には利益確定売りが出ています。

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プロフィール

たしろ・なおき
田代尚機

中国株アナリスト
1958年生まれ。愛知県出身。大和総研、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立、TS・チャイナ・リサーチ(株)を設立。現在は生活の拠点を中国に移し、日本と中国を行き来しながらフリーランスとして活動中。マスコミ、金融機関や、個人投資家向けに情報提供を行っている。大和総研勤務時代に1994年から9年間、北京に駐在、中国経済、個別企業の調査を担当。それ以来、中国経済、企業に関する情報提供をライフワークとしている。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
【著書】
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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