18日の上海総合指数は0.40%安、底割れ!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
18日(月)の上海総合指数は安寄り後、一旦前営業比プラスまで戻す場面もあったのですが、買い一巡後はだらだらと下げる展開となりました。
終値は0.40%安の2930.80ポイントで引けました。
場中ベースではかろうじて10月23日の安値までは下げませんでしたが、終値ベースでは昨年10月31日以来の安値を付けています。
セクター別では、海運・港湾などが買われました。
一方、ホテルレストラン、レジャー施設・旅行、小売、半導体・部品などが売られました。
18日(月)の創業板指数は1.54%安となりました。
18日(月)の上海50指数は0.26%高となりました。
上海総合指数は、13日以降4日続落となりました。
11日、12日の日程で中央経済工作会議が実施され、その内容が伝えられると、これまでの経済運営方針の継続が明らかとなりました。
予想以上でも以下でもなかったということなのですが、イベント通過で“一旦売り”とする投資家が多かったのでしょう。
15日に発表された11月の経済統計は以下の通りです。
鉱工業生産:6.6%増(前月と比べ+2.0P)
固定資産投資(累計):2.9%増(前月累計と同じ)
全国不動産開発投資(累計):▲9.4%減(前月累計と比べ▲0.1P)
小売売上高:10.1%増(前月と比べ+2.5P)
鉱工業生産、小売りなどは、むしろ改善しているのではないかと思うかもしれませんが、比較対象となる前年同月は、ゼロコロナ政策が解除される直前で、新型コロナ禍の影響がひどかった時期です。
11月はその反動が出るはずの月なので良くて当然です。
鉱工業生産は市場予想と比べても1.0ポイントほど良いのですが、小売売上高は▲2.4ポイントも下回っています。
固定資産投資、不動産投資については信頼できるコンセンサスがないのですが、需要拡大政策や不動産対策が打ち出される中でデータが改善しないという点で多くの市場関係者はネガティブサプライズとしてとらえたとみています。
内容自体は、15日の相場に織り込まれています。
ですが、セクターの動きをみると、18日もホテルレストラン、レジャー施設・旅行、小売が売られています。
中央経済工作会議の内容をみる限りでは、現状を大きく変えるような政策発動への期待は小さいこともあって、景気の回復が遅い、特に消費の回復が遅いことが引き続き相場に影響しているとみるべきでしょう。
上昇したセクターでは、海運・港湾が大きく買われています。
COSCO傘下の石油輸送を手掛ける中遠海運能源運輸(600026)がストップ高、福建省のコンテナ輸送会社である安通控股(600179)が7.72%高、コンテナ海運大手の中遠海運控股(601919)が5.98%高と買われています。
12月3日以来、イスラエル、ハマスの衝突が紅海にまで広がっています。
ハマスを支持するイエメンの親イラン武装組織フーシ派がイスラエルに向かって航海する船舶に対して攻撃を仕掛けています。
紅海を通行する商船へのリスクが高まっており、国際海運輸送費の急騰が予想されます。
原油価格、資源価格への影響まで懸念されるようだと、関連銘柄が大きく買われるようなこともあるかもしれません。
さらに、グローバルなコストプッシュ型インフレの再燃まで心配されるようだと、日米欧の株式市場への悪影響も頭の片隅に入れておいた方が良いかもしれません。
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