川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル円、クロス円、強気の流れ。上値抵抗にも注意。

2023/06/30

ドル/円は小陽線で終え小幅続伸して終えています。個々の足は上昇エネルギーの強いものではありませんが、短期トレンドが強い状態を維持しており、押し目買い方針継続とします。一方で、強い上値抵抗ゾーンにあることから上値抵抗を消化しきれない可能性にも注意して、買いは利食いを小まめに入れる方針で。ドル買いは144.30-40で押し目買い。損切りは143.80で一旦撤退です。トレンドが強い状態にあるのでドル売りは引き続き様子見です。

日足が143.90以下で終えた場合は形状が若干悪化して、下値余地がもう一段拡がり易くなります。142.50割れを見た場合は“ニュートラル”な状態に変化、141.90-00の週足の抵抗を下抜けて越週した場合は、下値リスクが点灯します。

ユーロ/ドルは続落。調整下げの範囲内に留まっていますが、1.0800-10の抵抗を守り切れずに終えた場合は下値リスクが点灯します。下値余地が若干拡がる可能性があるので買いは1日様子見か1.0850-60で押し目買い。これは東京市場で付いています。損切りは1.0790で撤退です。売りは様子見か1.0930-40の戻り待ちとします。損切りは1.0970で浅めに撤退です。1.1050超えで終えるか1.1100-10の抵抗をクリアするまでは上値余地も拡がり難いでしょう。

ユーロ/円は小陰線で終えています。下げエネルギーの強いものではなく、短期トレンドは強い状態を保っています。157.80-90にやや強い上値抵抗がありますが、158.00超えで終えれば一段の上昇に繋がり易くなります。買いは156.80-90で押し目買い。これは東京市場で付いています。損切りは“ニュートラル”な状態に戻す155.90に置く必要があります。売りは様子見です。155.90-00の抵抗を下抜けた場合は下値リスクが点灯します。

ポンド/ドルは小幅続落。1.2600-10の日足の抵抗を終値ベースで守っていますが、前日の陰線が上値を抑え込んでおり、1.28台に戻して引けるまでは下値リスクにより警戒が必要です。買いは様子見か1.2600-10で軽く買って(これは東京市場で付いています)1.2580で浅めに撤退です。売りは1.2650-60で戻り売り。損切りは1.2700で撤退です。1.2600を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯します。

ポンド/円は値幅の小さい寄せ線で終えています。トレンドの変化は認められませんが、上値がやや重い感があり、今日については上値余地が限られる展開が予想されます。買いは1日様子見か182.00-10まで引きつけて。損切りは“ニュートラル”な状態に戻す181.40で撤退です。売りは引き続き様子見です。180円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化します。

豪ドル/円は陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げていますが、上値を切り下げる流れに入っており、上値余地が拡がり難い状態です。買いは95.20-30の押し目待ちとします。損切りは94.80で撤退です。売りは96.10-20で戻り売り。損切りは96.50で撤退です。95円割れで終えた場合は下値余地がもう一段拡がり易くなります。97.40-50の抵抗を実体ベースで上抜けて終えるまでは下値リスクを残した状態です。

今日はお昼前に外でのミーティングがあり、ランチは近くにあった上野東天紅に立ち寄りました。9Fにあるレストランは眺めも良くてスカイツリーが正面に見えるお席でした。ランチメニューは単品やセットメニューになっており、私達は、薬膳スープ、点心やエビチリ、酢豚などがセットになっている中華御膳にしてみました。デザート、コーヒーが付いて¥3850です。広東料理ですから辛さはあまりありませんが、優しい味で美味しかったです。慌ただしさの狭間で週末のランチをゆっくり楽しむことができました。

東天紅|TOH-TEN-KOH (totenko.co.jp)

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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